2015 5/9

 Twitter等で、やたらめったら自国の政府に批判的な人と、そういう人に批判的な人を見て思ったこと。たまたま現在与党である政党や政治家の擁護では(批判でも)なく、いつでも通用する、ありがちなバイアスに対する注意として。

 個人のことにたとえてみよう。現代先進国では、ほとんどの人間にとって、自分を殺害する可能性の一番高い人間は自分自身(自殺)だ。

 だが、それは通常、自分が危険な人間であるということを意味しない。付き合いがぶっちぎりで一番長く密接な人間だから必然的にそうなるだけだ。

 国や政府でも同じだ。こうしたバイアスに注意した上で、日本の政府がとりわけ危険だと信じることは、少なくとも今日の時点では難しい。

 同時に、自分が健康であっても赤の他人に襲われることより自分のメンタルヘルスを警戒した方がいい*1ように、とりわけ危険というわけでなくても自国の権力を最優先で警戒するのは、別に間違ってはいない。少なくとも純粋に利己的な観点からは。

*1:実際そうする人は少なそうだが。

by 木戸孝紀 tags:


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