おすすめ本書評まとめ2017年11月版

『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』★

 松本敏治著。方言は、ほとんどが人間から(苦手な)人間関係や心情を伴う形でもたらされるため、主にテレビから言葉を覚えることになるからではないか、という説。なかなか面白い。

『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(7)』★★

 春河もえ著、ZUN原作。完結。当然ネタ切れ感は否めないものの、最後まで一定のクオリティは保ったか。

『日の名残り』★★★★

 カズオ・イシグロ著。当然ノーベル賞から。面白かった。他のも読んでみようかな。

『あさひなぐ』★★★

 こざき亜衣著。妻経由。今時珍しい(?)正統派(?)スポ根(?)漫画。

『系外惑星と太陽系』★★

 井田茂著。知らない間にいろいろアップデートされているなあ。

『子育ての大誤解――重要なのは親じゃない』★★★★★

 ジュディス・リッチ・ハリス著。非常に面白い。スティーブン・ピンカーが序文書いてるだけのことはある。激しく要約すると、両親は当然に遺伝子と環境を提供するものの、子供がそこから実際何を学ぶか・何を開花させるかは、主にピア効果で決まる、という主張。

『触れることの科学』★★★

 デイヴィッド・J・リンデン著。触覚の話題。面白い。

『獣の奏者 I闘蛇編』★★★★

 上橋菜穂子著。守り人シリーズから続いて読む。こちらもかなり面白い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました