数学

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2016年2月版

『反対進化』★★★★  エドモンド・ハミルトン著。おもろい。古さは否めないけど、粒ぞろい。 『「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する』★★  橘玲著。タイトルが悪い。副題の方が内容を表すには正しい。進化心理学や行動経済学が好きな人にはもう当たり前の内容だけど、簡単なまとめとしてはいいのでは。 『だれもが偽善者になる本当の理由』★★★★★  ロバート・クルツバン著。読んだの結...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2016年1月版

『大脱出――健康、お金、格差の起原』★  アンガス・ディートン著。ノーベル賞経由。とりわけ新しい知見はなかったが、いい。 『数学の大統一に挑む』★  エドワード・フレンケル著。NHK経由。ちょっとクセがあるが面白い。 『惡の華』★★  押見修造著。レンタルで全巻一気読み。アニメ未見。前半の変態大戦争は結構面白かったが、後半は狙いすぎて逆にありきたりみたいな。 『彼岸島』★★★★  松本光司著。みん...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年10月版

『なぜ蝶は美しいのか』★★★★  フィリップ・ハウス著。shorebird先生経由。むちゃくちゃ興味深く面白い。 『ハクメイとミコチ』★★  樫木祐人著。『ダンジョン飯』から掲載誌つながりで読む。なんか東方っぽいノリと思ったら東方の二次創作やってたこともある人みたい。三月精か香霖堂をこの人に描いてもらえばよかったのにと思わなくもないが、十分オリジナルで面白い。 「兎沢」のプロフィール 『仏教思想の...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年7月版

『素数の音楽』★  マーカス・デュ・ソートイ著。リーマン予想本。 『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』★★★★★  松尾豊著。UEIのshi3zさん経由。すごくわかりやすくてためになる。 『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』★  小林雅一著。上のものほどではないがいい。タイトル残念。 『マキャベリアンのサル』★★★  ダリオ・マエストリピエリ著。詳しい内容はshorebi...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年6月版

『データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』★★★★★  矢野和男著。すげー面白い。人間の活動も熱力学・統計力学の法則に従う……言われてみれば当たり前のような気もするけれど、とにかく面白い。 『悪女について』★★  有吉佐和子著。家族の紹介。面白い。 『現実を生きるサル 空想を語るヒト―人間と動物をへだてる、たった2つの違い』★★★  トーマス・ズデンドルフ著。内容は...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年5月版

『アイリウム』★  小出もと貴著。飲んでから一定時間後に、飲んでからその時までの記憶を失う(主観的には未来にワープする)薬をテーマとしたショートショート集。ちょっと面白い。 『系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史』★  長谷川政美著。『祖先の物語』に似てる。 『知のトップランナー149人の美しいセオリー』★★★★  企画の性質上、当然玉石混淆ではあるけど、かなり面白い。Edge.orgにも興味...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年4月版

『ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論』★★★★  ニール・ドグラース・タイソン著。久しぶりに痛快な科学啓蒙エッセイ集。ただしほぼ天文・物理限定。 『イスラーム国の衝撃』★  池内恵著。流行りもの。 『カミヤドリ』★★★  三部けい著。個性がないのが個性というか。ほんとにこの人はなんというか良くも悪くもプロフェッショナリズムを感じる。 『神宿りのナギ』★★  三部けい著。なんか...
科学技術哲学

近藤滋『波紋と螺旋とフィボナッチ: 数理の眼鏡でみえてくる生命の形の神秘』

近藤滋先生の本。確か新聞で出るのを知った。  いやこれは面白いのはわかってたけど、改めて一冊の本として読んでみると、やはりメチャクチャ面白い。オールタイムベスト級。 こんどうしげるの生命科学の明日はどっちだ!?  ここでほとんどの内容は一度読んだことがあるにも関わらず、一気に読んでしまった。超おすすめ。  ギャグセンスにはちょっとだけ相性がありえそうだけど、私にはぴったり。「波紋」の単語にアレを連...