最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。
★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。
『マネーの進化史』★
ニーアル・ファーガソン著。金融史本。地味だが悪くない。
『IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実』★
村上宣寛著。知能テストの話。面白いかというといまいちだが、いまだにIQテストを真面目に受け取りすぎてる人は多いので一応。読める人は『人間の測りまちがい』を読めばいいと思う。
『生命と非生命のあいだ―NASAの地球外生命研究』★
ピーター D.ウォード著。以前『恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた』から作者つながりで借りたが、やや散漫な印象だったので紹介はしなかったもの。例の砒素生物の件――ちょっと雲行き怪しそうだけど――の件で思い出したので一応紹介しておく。
『日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学』★
原田泰著。著者独自の見解には疑問もあるけど、ありがちな通説に対抗するという意味では価値はあると思う。
『現役・三井不動産グループ社員が書いた! 「ダメマンション」を買ってはいけない』★
藤沢侑著。新築マンション買う予定なんぞまったくないけど、覚えておこう。
『さらば悲しみの性 高校生の性を考える』★★★
河野美代子著。河野美代子のいろいろダイアリーの人の本。サイト同様内容はいいけど、実際に必要としている中高生の読者の手には届きにくいかも。親とか教師とか大人に期待。
『アメリカ口語教本 (入門用)』★★
W.L.クラーク著。大昔に買っておいたものだけど、『英語上達完全マップ』でいう音読パッケージの教材として使用。「テレビは社会を破壊すると思います」とか主張する人の例文があって歴史を感じる。テレビが目新しい技術だったのだ。
『今この世界を生きているあなたのためのサイエンス』★
リチャード・A・ムラー著。原題”Physics for Future President”(未来の大統領のための物理学)の方が内容に近い。内容はどちらかというと初歩的だけど、911は米国政府の陰謀でもうすぐ石油枯渇で世界は混沌としテロリストが核爆弾テロを起こすんだぜ、とか思っている人に最適。
おまけ
これが笑える程度の知識があるなら無用かも。
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