次の文章は、とある新聞記事からの抜粋である。
文章を読んで設問に答えよ。今、若い女性には「愛されＯＬ」系のモデル、エビちゃん（蛯原友里）が人気だが、これからは男性にとっての理想像も 「さわやか正社員」系になるのかもしれない。そういえば（ １ ）も、多少気になるところだが、
問１．（ １ ）に入る適切な文を以下の選択肢から選べ。
Ａ．秋冬もののトレンド
Ｂ．環境に配慮したクールビズ・ウォームビズ
Ｃ．女性達からの目
Ｄ．自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実答え http://www.asahi.com/culture/fashion/TKY200609110089.html
2ちゃんねるのコピペ。これは久々に大笑いさせられてしまった。ウヨクサヨク論はおいといて、ネタとしての料理の仕方が抜群にうまい。
知らない人のために補足すると、これは朝日新聞が「入試に出題される頻度No.1」と宣伝されていた（今もしてるのかな？）ことへの皮肉にもなっている。
コメント
＞匿名さん
そうそう、そういう意味でもこのネタのレベルは高い。はじめて見たときほんとに悩んだもん。
国語の問題ですか。
問題文末の「多少気になるところだが」は挿入文であり文章の補強で（１）にかかると読解できれば、
文章を入れ替えて、「そういえば多少気になるところだが（１）も――――」と文章が続くと理解できます。
また、「そういえば――」のくだりが同じ段落に書かれていることより、つまり改行を行っていないので、
話題転換に見える文章も前文の主旨と少なからず関係していると読み取れます。
（１）の後にある「も」にも注目。
以上より、
Ａは「多少気になるところだが」ではトレンドに対する文章の補強にならないので【×】。
Ｂは「さわやか正社員」系とクールビズが類似の主旨の話として文章が繋がる可能性を持っている。
ただし、「環境に配慮したクールビズ」と地球環境のために好意的に書いている文章に対して、
「多少気になるところだが」というやや否定的ニュアンスを持つ文章がかかるとは考え難い。
クールビズがだらしないという思いを暗に込めるとしても、新聞記事であればクールビズを
個人の思いで「多少気になるところだが」と挿入してくるとはやはり可能性が低いので【△】
Ｃは（１）の後ろに「も」があることや文脈を考えれば話が繋がらないので【×】。
女性の目が多少気になるという話と前文は一致せず、主観が男性に限定されるのは新聞記事としておかしい。
Ｄは話がどう繋がるのか予想し辛いが、「多少気になるところだが」を完璧に受けることができる選択肢はこれだけ【○】。
文脈が繋がってない……
情報どうも。やっぱり今もしてるんですね。
たしかまだ入試に出される率１位の看板ぶらさげてますよー。
たしか山手線の広告で今年も見ました。