Minecraftをプレイしながら、BGMとしてテレビの『ターミネーター2』を流していたら、最後の方のあるセリフだけが妙に意識に引っかかった。
人間がなぜ泣くのかわかった、俺には涙を流せないが
の、
- 俺には涙を流せないが
という部分だ。
- 俺には涙を流せないが △
は、どうしても日本語として何かおかしいように感じる。おかしくないように置き換えるなら、
- 俺には涙を流すことはできないが ○
だろうか。
- 俺には涙は流せないが ○
- 俺は涙を流せないが ○
- 俺は涙は流せないが ○
でも、微妙なニュアンスの違いはあっても、おかしくはない。
- 俺には涙を流せないが △
- 俺には人を殺せないが △
- 俺には涙を流すことはできないが ○
- 俺には人を殺すことはできないが ○
という具合に、話題を変えても結果は変わらないので、意味的なものというよりは、文法的なもののように思われる。しかし、どうしてもきっちりした説明はできない。
誰か日本語文法に詳しい人はいないだろうか? この日本語がおかしい理由、あるいはおかしくない理由を、ズバッと説明してほしい。気になって仕方がない。
追記
早速だが、Twitterで言語学者の田川拓海先生から、
日本語文法の研究では「〜に(は)〜を 状態述語」という格パターン(組み合わせ)がダメだということは古くから指摘され、おおよそ事実として受け入れられています。とりあえず。
というツイートをいただいたので、私の感覚がおかしいだけというわけではないようだ。
おまけ
おかしい日本語つながり。
コメント
「涙を流す」ってのがもう一個の動詞みたいになってんじゃないですか?
喋ってる人的には「流す」って行動と関係ないですし、脳筋ってキャラも引き立つし、映画のセリフとしてはいいんじゃないかな。
カカッ