おすすめ本書評まとめ2013年7月版

『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★

 ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。

『知の逆転』★

 ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだったんだけど、それはいまいち。アカマイ創業者・数学者のトム・レイトンのところだけ面白かった。

『市場を創る―バザールからネット取引まで』★

 ジョン・マクミラン著。良いが、最近読んだ類書のほうがもっと良かったような気も。

『Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール』★

 ランダル・ストロス著。やっぱポール・グレアムは面白い。

『この本の名は?: 嘘つきと正直者をめぐる不思議な論理パズル』★★

 レイモンド・スマリヤン著。復刻版。昔めちゃくちゃ好きだった。

『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』★★★★★

 マックス・ギュンター著。これは素晴らしい。いわゆる「投機と投資」のうち投機の本で迷わずおすすめできるのは初めてではないか。個人が実践するかはともかくとして、投資のためにも活かせる部分が大いにあるはず。

『今こそ知りたい資産運用のセオリー』★★★★★

 竹中正治著。これも素晴らしい。内容がまともなのはもちろんだが、アリスのショートストーリーがなんとも言えない味出してる。すごく頭が良くて面白そうな人だ。久しぶりに著者名で総当り式読書してみよう。

『冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く』★

 ジム・ロジャーズ著。いつも通りのロジャーズ節。極論とノスタルジーを割り引いて話半分に楽しもう。

おまけ

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