映画・ザ・ムービー

誰が見張りを見張るのか『ウォッチメン』オススメ度 10/10

これはすごい。『ダークナイト』級のアメコミ映画なんて二度とあるまいと思っていたが、早くもそれに匹敵するレベルのものが来てしまった。超面白い。R-15相応のグロさに耐えられる人には絶対におすすめ。 ……と言いたいところだが、予備知識ゼロでも見れるダークナイトと違ってこれはグロ以外でも大いに人を選ぶ。“終末時計”と言われて何のことかわからない人は、世代的にどうやっても楽しめないかもしれない。 その2箇...
告知募集報告

FC2ブログからWordPressに移転します

2005年11月の移転以来今まで快適そのもので過ごしてきたFC2ブログですが、いきなりド派手な広告が入って将来に不安を感じたので、ついに一念発起して移転することにしました。新しいアドレスはこちら。神は細部に宿り給う サーバは以前から持っていてあまり使っていなかったさくらプレミアム。ツールはWordPress日本語版バージョン2.7.1です。ライブドアブログ・はてな・FC2と渡り歩いてきましたが、今...
科学技術哲学

ウィリアム・ブライアント・ローガン『ドングリと文明 偉大な木が創った1万5000年の人類史』

これはなかなか面白い。 農業文明前史の仮説としての価値がどのくらいあるのかはまだ判断がつかないが、あってもおかしくなさそうな話だし、単純にオークにまつわる雑学を眺めているだけでも楽しい。おすすめ。解説より。 狩猟採集から、大文字で書く「農業革命」を経て、農業文明、そして産業文明へという常識ではなく、狩猟採集から、大文字で書かれるべき「ドングリ文化」をへて、農業そして産業文明へ、という、もう一つの大...
文化芸術宗教

繁田信一『殴り合う貴族たち―平安朝裏源氏物語』

要約すると文学しか注目されない平安貴族の暮らしだけど、実情はわりとカオスでしたという話。当たり前と言えば当たり前なのだけど、こういう幻想が破壊される感は個人的に大好きだ。 後半はだんだん似たような内容の繰り返しになってきて、一般的にはあまり面白い本とは言い難いので、そんなに積極的におすすめはしない。ものはついでだが、源氏物語については、ふみまよう の音読mp3と、源氏物語の世界 再編集版 のHTM...
文化芸術宗教

H.S.クシュナー『なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記』

最近読んだ本の中で連続して目にしたため、有名な本らしいから読まなければと思っていた。ちなみにその一つは『ヤバい経済学』の増補改訂版だったような気がするがまた記憶違いかもしれない。 まずヨブ記そのものについて多少の知識が必要なので、まったく知らない人は、その概要と意味合いについて昔読んだ下のエントリを参考にしてほしい。ヨブ記タグについて - nerdists’ beach (旧・東瀛倭族拝天朝) 邦...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2009年4月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。土居健郎『続「甘え」の構造』★ 『「甘え」の構造』の続編。つまらなくはないが前作以上のものは特に。立花隆『電脳進化論―ギガ・テラ・ペタ』★★★ ...
ニコ動マイリスト

09年03月のマイリスト 2/2

09年03月のマイリスト 2/2。
ニコ動マイリスト

09年03月のマイリスト 1/2

09年03月のマイリスト 1/2。