書評在庫一掃セール2009年4月版

 最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。

土居健郎『続「甘え」の構造』★

 『「甘え」の構造』の続編。つまらなくはないが前作以上のものは特に。

立花隆『電脳進化論―ギガ・テラ・ペタ』★★★

 昔のスパコン事情。

ランドルフ・M. ネシー ジョージ・C. ウィリアムズ『病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解』★★★★★

 進化医学の観点は重要なので。やや古い本だが今読むにも『迷惑な進化』よりはずっといい。

ダヴィッド・マクドワル『パレスチナとイスラエル』★★

 最近ネット界隈では村上春樹で盛り上がってたパレスチナ問題。真剣にまとまったものを読みたい人に。

ロジャー・フォン・イーク『頭脳を鍛える練習帳―もっと“柔軟な頭”をつくる!』★★★★★

 ものすごく平凡な邦題に変えられてしまっているが、昔は『頭にガツンと一撃』というタイトルだった。この手の発想本の中では一番面白かったと今でも思っている。

ブライアン・フェイガンの本三冊★★

  • 『歴史を変えた気候大変動』
  • 『古代文明と気候大変動―人類の運命を変えた二万年史』
  • 『千年前の人類を襲った大温暖化―文明を崩壊させた気候大変動』

 内容的にはいいのだが、読み物としての面白みがどれもいまいち。まず『文明崩壊』をおすすめしておいて、特にこの辺に興味がある方にだけ……という感じ。

おまけ

 在庫一掃→福袋→詰め合わせ

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