ゲーム森羅万象

東方キャラソートをやってみた

引き分けはなし 動画で一度や二度ぐらいしか見たことない旧作キャラでも無理矢理全部やる  というルールで東方キャラソートをやってみた。個人的に知的属性に弱いのとテーマ曲千年幻想郷がかっこよすぎなのでトップはえーりん安定。  次に主人公格の人間勢が固まる。魔理沙はあれだ。存在そのものが無敵を義務づけられた正主人公(霊夢)に対置される努力型の副主人公。ダイの大冒険でいうポップのポジションだな。偶然だけど...
日常の一コマ

湯たんぽ使いになりました

去年の冬から湯たんぽ使いになっている。これまで湯たんぽの使用法が、寝る何時間も前から布団に入れておいて空気を暖めるものであるということを知らなかったのだが、やってみると実にいい感じだ。 材質は安くて火傷しないポリ製。 容量は沸かしやすくちょうど一晩もつ2リットル台半ばぐらいまで。 形状は取っ手がついて立てて置けるスタンド型。  つまり写真のようなもの。私が使っているのはそれ。理想を言うともう少しだ...
星新一の夢世界

星新一『囚人』

ボンボンと悪夢 (新潮文庫)より。  ある刑務所。そこにいる囚人は彼たった一人。しかも牢の鍵は自分が持っている。 「まったく変なことになったものだ。犯罪者でもないおれが、刑務所のなかにいる。そして、きみたちは脱獄の邪魔をしないばかりか、内心ではしてくれるよう祈っている。しかし、おれは出ていかない。なれてはきたものの、時たま考えるとおかしくなってくる」  塀の外では飢えて絶望した群衆が集まって「囚人...
ゲーム森羅万象

ARTDINK『ルナティックドーン 始まりの書』

ルナティックドーン 始まりの書:  えーと、今さらルナドン(ルナティックドーン)の新作なんか出るんだ。やたら自由度を追及したRPG、今風に言えば疑似MMORPGで、初代は野心作、2は名作、前途・道標ぐらいまでは好きだった。バランスは常に崩壊してても変な味があった。しかし、その後DiabloやUOなどネットワークRPGの出現で歴史的使命を終えた感がどうしてもある。  スクリーンショットとか見る限り、...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ33 ジョン・C・リリー『イルカと話す日』 6/8

【第32回】 【目次】 【第34回】  前回でリリー博士に関しては最大の山場を越えたが、まだいくつか興味深い部分が残っているので『イルカと話す日』から抜き書き風に進めよう。 第一章 イルカに関する新学説の展開  イルカに関する学説を最初に記録したのはアリストテレスである。その著作『動物誌』の中で、アリストテレスはイルカに関して鋭い観察を数多く書き記しており、イルカが胎生であること、授乳すること、呼...
文化芸術宗教

岡本太郎『明日の神話』

岡本太郎の『明日の神話』という壁画が、渋谷駅の毎日通るところに来ていた。  なんと言うか、すごい。「すごい」ぐらいしか表現できない芸術の素養ゼロの自分が大変かっこ悪いが仕方ない。  説明抜きで人の視線を釘付けにする怖ろしい力がある。力がありすぎて、公開以来あの場所で正面衝突して怪我したりトラブったりした人の割合がどのぐらい増えたのだろうか? とか変なことが気になってしまう。 関連リンク 岡本太郎『...
科学技術哲学

ポール・ホフマン『放浪の天才数学者エルデシュ』

ポール・エルデシュの伝記にからめて様々な数学および数学史の逸話を盛り込んだ本。  四六時中手を洗う、とか潔癖症を通り越して強迫神経症を疑わせるようなエピソードが多数あり、これまた天才とキ○ガイは紙一重と表現したくなるような人物だったようだ。  エルデシュ自身に一般的にすごくわかりやすい目立つ業績(たとえば「あのフェルマー予想を証明した!」とか「あのポアンカレ予想を証明した!」とか)があるわけではな...
政治経済社会

前田高行『アラブの大富豪 』

“アラブの石油王”なんて表現はフィクションではお馴染み……かと言えばそうでもないな。イスラム圏なので文化の壁もあるだろう。そもそも本当の金持ちというのは、自分がいくら金を持っているかも、どのように運用しているかも秘密にするものだそうである。  まあ確かにそうだろう。近代的な会計制度によって財務がオープンになる企業を通して金持ちになるという私たちが当たり前だと思っているスタイルが、むしろ最近になって...