宇宙

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2016年4月版

『たんぽぽ娘』★★ ロバート・F・ヤング著。表題作がやはり一番いい。魔夜峰央の短編でこれが元ネタになってるのがあったような。『人体六〇〇万年史 ── 科学が明かす進化・健康・疾病』★★ ダニエル・E・リーバーマン著。個別にはすでに知ってる話ばかりのようだが、面白い。『アメリカの世紀は終わらない』★ ジョセフ・S・ナイ著。タイトルだけから大体再現できそうな順当な内容だけど。『話しづらいけれど、話して...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年4月版

『ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論』★★★★ ニール・ドグラース・タイソン著。久しぶりに痛快な科学啓蒙エッセイ集。ただしほぼ天文・物理限定。『イスラーム国の衝撃』★ 池内恵著。流行りもの。『カミヤドリ』★★★ 三部けい著。個性がないのが個性というか。ほんとにこの人はなんというか良くも悪くもプロフェッショナリズムを感じる。『神宿りのナギ』★★ 三部けい著。なんかの事情か知らん...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年1月版

『大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか』★★★ ガブリエル・ウォーカー 著。なかなかいい啓蒙書。『精神科医が教える集中力のレッスン』★ 西多昌規著。特段新しい知見はなかったが。『世界一即戦力な男――引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話』★ 菊池良著。ちゃんと見てなかったがあのときのネタか。『気が遠くなる未来の宇宙のはなし』★ 佐藤勝彦著。『なぜあの人はあやまちを認...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年5月版

『進撃の巨人』★★★★★ 諫山創著。アニメ化きっかけにちゃんと読んだら、なんだこれ。めちゃくちゃおもしれえじゃねえか!『アンベードカルの生涯』★ ダナンジャイ・キール著。恥ずかしながら最近まで名前も知らんかった。『謎のチェス指し人形「ターク」』★ トム・スタンデージ著。存在自体は昔から知ってたが、思ってたよりずっと高度なものだったようだ。『銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉』★★★ E....
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年4月版

『宇宙は何でできているのか』★★ 村山斉著。元から好きな分野なので、自分にはやや物足りないが。いい。『働かないアリに意義がある』★ 長谷川英祐著。同上。『超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか』★ リチャード・ワイズマン著。同上。『「ひきこもり」だった僕から』★★★ 上山和樹著。確か神無月サスケさんのツイートで知った。前半は2ちゃんまとめブログの実話もどきスレでも読んでるみたいでつまらなかったが...
科学技術哲学

ウィリアム・パウンドストーン『ライフゲイムの宇宙』

情報をエネルギーに変換することに成功! - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部 以前から何度か言及しておすすめしていたが、上のニュースに便乗して改めて単独でオススメしておこう。 原題"The Recursive Universe"(『再帰的な宇宙』) 『囚人のジレンマ』と並んで作者の最高作と思う。 ライフゲームの話だけでも十分すぎるほど面白いけど、情報理論・熱力学・宇宙論・数...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2010年5月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。『「標準模型」の宇宙 現代物理の金字塔を楽しむ』★ ブルース・シューム著。ゲージ理論とか真面目に解説している一般書って貴重なのではないかと。エ...
科学技術哲学

レオナルド・サスキンド『ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』

スーパーロボット大戦とか宇宙戦艦ヤマトとか、そっち方面を連想しそうなタイトルだが、真面目な話。著者は『宇宙のランドスケープ』と同じレオナルド・サスキンド。 これらの単位(プランクの長さ、時間、質量)には驚くべき意味がある。それらは、存在可能ないちばん小さいブラックホールのサイズ、半減期、質量なのだ。 という記述を読んで何か反応する人には是非おすすめ。スティーヴン・ホーキングとの論争の意味だけでなく...