政治経済社会 またまた『表現の自由を脅すもの』より なんだかそれっぽい話題が聞こえてきたので、久々にジョナサン・ローチ『表現の自由を脅すもの』から2ヶ所引用。「我々は、批判や吟味、正しい憎悪や脅しを押し止めようと欲するものではない。」ところで何時も困ることといえば、ある人の憎悪に満ちた発言は、別の人の真摯な批判であるということである(「ホロコーストはイスラエルの捏造である」)。そうなると、誰が線を引くべきか。「人を傷つける邪悪な意見が駆逐されれば、... 2011.12.10 政治経済社会
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2011年8月版 『スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている』★★ ブルース・M・フード著。副題の通りの内容。よい。書評 「スーパーセンス」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『赤ちゃんはどこまで人間なのか 心の理解の起源』★★★ ポール・ブルーム著。タイトルほど赤ちゃん中心ではなく、むしろ上の『スーパーセンス』に近いテーマ。これもかなりよい。書評 「赤ちゃんはどこまで人間なのか」 ... 2011.8.31 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2011年7月版 『ホロコーストを知らなかったという嘘―ドイツ市民はどこまで知っていたのか』★ フランク・バヨール著、ディータァ・ポール著。みんな薄々わかっていることながら、まあタイトル通り。『図解・感覚器の進化』★★★★ 岩堀修明著。久しぶりにすごくいいブルーバックス。図解多し。おすすめ。『プルトニウムファイル』★ アイリーン・ウェルサム著。ちょっと今話題の方向性とはずれてるけど、プルトニウムはプルトニウム、放射... 2011.7.30 おすすめ書評まとめ
文化芸術宗教 北川幸比古『しんはつめいじどうぽちぽちき』 『自動ぽちぽち機』というタイトルの童話知りませんか? で探していた本だが、たまたまAmazonの中古で売っているのを見かけたので思わず買ってしまった。 絵はまったく忘れてしまっていたが、ストーリーは記憶にあったものと寸分違わず同じだった。 わずかに違ったのは、新聞広告は『一番多かった予想をした人の中から抽選で賞金を出す』というものだったこと。『一番多かった予想の通りに作ったのだ』というのは、発売後... 2011.6.16 文化芸術宗教
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2011年5月版 最近読んだり見たりしたもの、またはずっと紹介したいと思っていたものの中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。『チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話 植物病理学入門』★ ニコラス・マネー著。菌類による病害。読み物としての面白さはやや欠けるけど、あまり類似作がないので一応。『Fate/Zero 第四次聖杯戦争秘話 』★★★ 虚淵玄著、武内崇著。魔まマから虚淵玄つなが... 2011.5.28 おすすめ書評まとめ
政治経済社会 磯田道史『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新』 他人の家計簿なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。 昔の人の生活なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。 では、昔の人の家計簿が見られたらどうだろう? もちろん、めちゃくちゃ面白い。超オススメ。 内容そのものは本を読んでもらうとして、あとがきから教訓的な部分を二箇所メモしておきたい。「歴史とは過去と現在のキャッチボールである」学... 2011.5.21 政治経済社会
政治経済社会 エイプリルフールだけは大いに自粛すべし 自粛自粛と過剰に騒ぐのは、経済的にも精神衛生上もよくないので禁物だが、エイプリルフールだけは自粛してもいいのではないかと思っている。 ただでさえデマが溢れかえっていて、嘘ネタに由来するトラブルも頻発している今、これ以上デマやウソを増やしてどうするんだ。 自分は今までもエイプリルフールネタなど特にやってはいなかったが、この機会に大いに自粛しよう。できればこのままエイプリルフールという習慣そのものが、... 2011.3.31 政治経済社会
科学技術哲学 古川和男『「原発」革命』 中国が開発する「クリーンな新型トリウム原発」とは | WIRED VISION のニュースから知った。面白い。 核融合炉の実現も太陽エネルギーだけで済むようになるのもまだまだ先だし、原子力発電の重要性は今後当分高まっていく一方だろうから、頑張って欲しいな。参考リンクNPO「トリウム熔融塩国際フォーラム」溶融塩原子炉・溶融塩炉NHK クローズアップ現代 放射性物質“トリウム”最前線404 Blog ... 2011.2.22 科学技術哲学