おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2015年6月版 『データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』★★★★★ 矢野和男著。すげー面白い。人間の活動も熱力学・統計力学の法則に従う……言われてみれば当たり前のような気もするけれど、とにかく面白い。『悪女について』★★ 有吉佐和子著。家族の紹介。面白い。『現実を生きるサル 空想を語るヒト―人間と動物をへだてる、たった2つの違い』★★★ トーマス・ズデンドルフ著。内容はshore... 2015.6.3 おすすめ書評まとめ
政治経済社会 ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』 書評 「社会はなぜ左と右にわかれるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など なかなか面白い。私がドーキンス兄貴の『神は妄想である』等の主張に感じている不満をうまく代弁してくれている感じがある。 shorebird先生の指摘通りグループ淘汰に関して理解が間違っているのが残念だが、メインの主張の価値は損なわれていないように思われる。 私の理解で一番重要な要点をまとめるとこうだ。 道徳は... 2015.5.4 政治経済社会
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2015年5月版 『アイリウム』★ 小出もと貴著。飲んでから一定時間後に、飲んでからその時までの記憶を失う(主観的には未来にワープする)薬をテーマとしたショートショート集。ちょっと面白い。『系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史』★ 長谷川政美著。『祖先の物語』に似てる。『知のトップランナー149人の美しいセオリー』★★★★ 企画の性質上、当然玉石混淆ではあるけど、かなり面白い。Edge.orgにも興味が出てきた... 2015.5.1 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 近藤滋『波紋と螺旋とフィボナッチ: 数理の眼鏡でみえてくる生命の形の神秘』 近藤滋先生の本。確か新聞で出るのを知った。 いやこれは面白いのはわかってたけど、改めて一冊の本として読んでみると、やはりメチャクチャ面白い。オールタイムベスト級。こんどうしげるの生命科学の明日はどっちだ!? ここでほとんどの内容は一度読んだことがあるにも関わらず、一気に読んでしまった。超おすすめ。 ギャグセンスにはちょっとだけ相性がありえそうだけど、私にはぴったり。「波紋」の単語にアレを連想する人... 2014.7.24 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2014年5月版 『さよならもいわずに』★ 上野顕太郎著。何で知ったか忘れた。ひとつだけ注意としては、Kindle版では何か著作権の関係で歌詞がモザイクになっている箇所がある。『シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」』★★★★ ネイト・シルバー著。かなり面白い。内容についてはshorebird先生のところにお任せ。書評 「シグナル&ノイズ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『あなたはなぜ... 2014.5.1 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2014年3月版 『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学』★★ ポール・シーブライト著。原題"The Company of Strangers"(見知らぬ人々の協力)。邦題は煽り気味ではあるが、主張・内容から見てトンチンカンではない。書評 「The Company of Strangers」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『生命起源論の科学哲学―― 創発か、還元的説... 2014.3.5 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 「自己欺瞞」がマイブーム ここ数年、主としてshorebird先生のブログの影響で、自己欺瞞という概念がマイブームである。 数多くのことわざ、箴言、人生訓はもちろん、宗教の教えや投資格言といったものさえも、大半とまでは言わずとも、かなりの部分が、「自己欺瞞を避けること」 の一言に集約できることに気付かされる。参考リンク書評 「うそつきの進化論」 - shorebird 進化心理学中心の書評など書評 「The Folly o... 2013.12.18 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2013年12月版 『あんぱんまん』★ やなせたかし著。もちろん訃報から。『動物の言い分 人間の言い分』★★★★★ 日高敏隆著。この手の本は結構読み慣れているはずだが、それでも相当面白かった。この方『ソロモンの指環』や『利己的な遺伝子』の訳者だったのか。今まで意識してなかった。不覚。『ピーター・リンチの株の教科書―儲けるために学ぶべきこと』★★★ ピーター・リンチ著、ジョン・ロスチャイルド著。原題"LEARN to ... 2013.12.16 おすすめ書評まとめ