おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2016年6月版 『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(5)』★★★ 春河もえ著。ZUN原作。ぬえ・文・聖etc. まだまだ面白い。 『おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記』★★ 丸本チンタ著。なかなかおもろい。 『親バカと言われますが、自覚はありません。 イクメンパパの奮闘日記』★ 丸本チンタ著。上の実質前編? 『生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学』★★★★★ ... 2016.6.3 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2015年12月版 『反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』★★★★★ ジョセフ・ヒース著、アンドルー・ポター著。話そのものは「ヒッピーからヤッピーへ」等のキーワードで知ってたし、元々批判的な人には当たり前な感じだけど、自身リベラルな人がこうやってまとめたところに価値があると思う。超おすすめ。 『ルールに従う―社会科学の規範理論序説』★★ ジョセフ・ヒース著。他のに比べて専門的。それだけ... 2015.12.14 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ 書評在庫一掃セール2010年10月版 最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった』★ ニコラス・ウェイド著。ところどころちょっと勇み足っぽく見えるところがあるが、悪くないと... 2010.10.31 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 みんな進化論を絶対視しすぎじゃないかな マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』 元より長くなってしまったが、上記エントリに対する補足。 はてなブックマークのコメントなどで、あまり予想していなかった反応がいくつかあった。そのほとんどは「ちょうど進化論以前の生物分類学のようなものになる」という部分を、過度に否定的な意味に受け取った結果と思われる。 進化論ほど広く受容され使用されている理論には... 2010.6.24 科学技術哲学
政治経済社会 マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』 原題 "Justice - What's the Right Thing to do?"(『正義――何が正しいことなのか?』)NHKでハーバード白熱教室として放送されているらしい講義の書籍化。 歴史を足早におさらいする感じや、日本での流行り方からは、正義論に集中した『ソフィーの世界』、といった印象を受ける。 確かに流行るだけあって、大変よくまとまっていると思う。この分野の入門書としては最高だ。... 2010.6.23 政治経済社会
政治経済社会 「無責任な純粋さ」 『健康帝国ナチス』に出てくる言葉。ヘルベルト・メルテンがどういう人かも、どういう文脈で言ったのかも知らないのだが、なかなかうまい言葉だと思う。ちょっと前に読んだ『平気でうそをつく人たち』とも共通する話。 要は「悪」と一口に言ってもいろいろあって、なにも北斗の拳のモヒカンがやるようなヒャッハー的わかりやすい悪ばかりではなく、もっと微妙・巧妙でしかもありふれた悪があるということ。 『平気でうそをつ... 2010.6.5 政治経済社会
科学技術哲学 エドワード・オズボーン・ウィルソン『知の挑戦―科学的知性と文化的知性の統合』 『社会生物学』で有名なエドワード・オズボーン・ウィルソンの本。 読んだのは大分前だが、下のシロアリの倫理のくだりをメモしたくてもう一度借りてきた。 人間が自明と思っている様々な倫理・道徳が、高い知能・複雑な社会から直接に出てくるわけではなく、進化や遺伝と不可分なのだということを言った、有名なたとえ話。 シロアリが現生種の社会レベルから文明を発展させたとしよう。たとえばオオキノコシロアリという、... 2009.10.17 科学技術哲学
科学技術哲学 リー・M. シルヴァー『人類最後のタブー―バイオテクノロジーが直面する生命倫理とは』 宗教右派と自然崇拝の左派、双方からのバイオテクノロジーに対する反発に対する、分子生物学者の立場からの批判。この手の話に慣れている人にとっては改めてすごい話は出ないと思うが、その分網羅性が高く、どんな人にも非常におすすめである。 原題は"Challenging Natrue - The Clash of Science and Spirituality at the New Frontiers o... 2009.1.24 科学技術哲学