ガイア教の天使クジラ ガイア教の天使クジラ49 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 4/5 【第48回】 【目次】 さて前回、何を考えてこんな読解問題に答えてもらったか。まあ、とりあえず答え合わせから。 答え合わせ 1:× 人間以外の動物は人間のために存在している 「有史以来、人間は、ほかの動物は自分たちのために存在しているのだ、という考えをいだいてきました。」と言って、以下ずっとそういう聖書的動物観を批判しているので、当然×だな。 2:○ 牛・羊・豚等の家畜を殺すこともいずれは止める... 2020.2.29 ガイア教の天使クジラ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2020年2月版 『すばらしい新世界』★★★ オルダス・ハクスリー著。『1984年』と並び称されるディストピアものだけど、そちらほど読んでる人いない印象ある。確かに今読んでも面白いのは『1984年』の方。こちらは、生まれつきの階級固定を除けば普通の現代社会じゃん、という印象になってしまうから、そのせいかも。 『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』★ ターリ・シャーロット著。特に目新しい話... 2020.2.8 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2019年9月版 『逆転の大戦争史』★★★★ オーナ・ハサウェイ著、スコット・シャピーロ著。非常に興味深いが邦題だけはミスリーディング。内容はshorebird先生にお任せ。 書評 「逆転の大戦争史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方-』★★★ 小池一夫著。著者の死去をきっかけに。流石というか面白い。 『リベラル再生宣... 2019.9.21 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2019年7月版 『ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在』★ 山内一也著。面白い。 『ファンタジーランド: 狂気と幻想のアメリカ500年史』★ カート・アンダーセン著。ちょっと散漫な気もするけど。なぜか『宗教から読むアメリカ』を思い出した。 『おもしろレオロジー ―どろどろ、ぐにゃぐにゃ物質の科学』★ 増渕雄一著。何で知ったか忘れたが、意外に面白かった。 『西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム... 2019.7.15 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2019年4月版 『妻のトリセツ』★★★ 黒川伊保子著。妻と読んだ。ぶっちゃけ科学面では極めていい加減。トンデモと言っても過言ではない。でも個人的には役に立った気がする。 妻のトリセツが説く脳の性差 東大准教授は「根拠薄い」:朝日新聞デジタル 『気になる仏教語辞典: 仏教にまつわる用語を古今東西、イラストとわかりやすい言葉でなむなむと読み解く』★★★★ 麻田弘潤著。絵も内容も良い。 『ある日、突然始まる 後悔し... 2019.4.28 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2019年3月版 『エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか』★★★★ ジェイソン・カラカニス著。知らなかったがUberへの投資で有名になった人とのこと。とても面白かった。 『ブラッドランド: ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』★★★★ ティモシー・スナイダー著。そこそこ知っているつもりだったが、視点を改めさせられる感があった。一言でまとめるのは難しいので是非読んでほしい。そ... 2019.3.17 おすすめ書評まとめ
ガイア教の天使クジラ ガイア教の天使クジラ48 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 3/5 【第47回】 【目次】 【第49回】 現代文の問題 『海底牧場』最終回のつもりだったが、ひとつ試してみたいことができたので、一回分増やしてワンクッション置く。 以下は、第46回で取り上げた視察の帰りの飛行機内での、主人公フランクリンとマハ・テーロとの議論である。シリーズの観点から見て、この作品で一番興味深い部分と言える。 これを読んで、次の問題に答えてもらいたい。決して引っかけ問題とか、ひね... 2019.1.6 ガイア教の天使クジラ
ガイア教の天使クジラ ガイア教の天使クジラ47 ブッチャーから始まる屠畜時空 【第46回】 【目次】 【第48回】 洋ゲーの話をしよう 初期のネットワークRPGとして大ヒットした『Diablo』(1997)にブッチャーという中ボスがいる。 角の生えた太った男性型の悪魔で、巨大な肉切り包丁を持ち、血塗れの白い肉屋エプロンをつけている。*1 解体された人体だらけの部屋――上の画像にはこれでも一番グロいところは入っていない――で待ち構えていて、ドアを開けると「うおお新鮮な肉... 2018.9.15 ガイア教の天使クジラ