社会

科学技術哲学

マーティン・J・ブレイザー『失われてゆく、我々の内なる細菌』

失われてゆく、我々の内なる細菌:みすず書房失われてゆく、我々の内なる細菌 - 楽園はこちら側 久々に単独エントリでおすすめしたくなった本。個別には、どれもすでに聞いたこともあるような話ではある。しかし、全部まとめて一貫して説明されると、わずかなりとも世界観を揺るがされるような話でもある。 アレルギーの衛生仮説はなんとなく外部の細菌・寄生虫ばかりに目が行っていたが、常在菌に関するものである可能性もあ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2016年1月版

『大脱出――健康、お金、格差の起原』★  アンガス・ディートン著。ノーベル賞経由。とりわけ新しい知見はなかったが、いい。『数学の大統一に挑む』★ エドワード・フレンケル著。NHK経由。ちょっとクセがあるが面白い。『惡の華』★★ 押見修造著。レンタルで全巻一気読み。アニメ未見。前半の変態大戦争は結構面白かったが、後半は狙いすぎて逆にありきたりみたいな。『彼岸島』★★★★ 松本光司著。みんなお馴染み吸...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年12月版

『反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』★★★★★ ジョセフ・ヒース著、アンドルー・ポター著。話そのものは「ヒッピーからヤッピーへ」等のキーワードで知ってたし、元々批判的な人には当たり前な感じだけど、自身リベラルな人がこうやってまとめたところに価値があると思う。超おすすめ。『ルールに従う―社会科学の規範理論序説』★★ ジョセフ・ヒース著。他のに比べて専門的。それだけが理由...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年11月版

『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』★★★ 安彦良和著、矢立肇著、富野由悠季著。Kindle版が激安セールやってたときに12巻ぐらいまで読んだ。思ったよりかなり面白い。『人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動』★★★ マーク・ブキャナン著。この人の本どれも似たような感じだけど、これが一番おすすめかな。『東方外來韋編 Strange Creators of Outer Wo...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年8月版

『人はなぜ感じるのか?』★★★ ビクター・S・ジョンストン著。めちゃくちゃ要約すると「情動は動機や学習のための評価関数である」という話。なんか今だと当たり前のようにも思えるが、面白い。shorebird:読書ノート「人はなぜ感じるのか」『やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~』★ ハイディ・グラント・ハルバーソン著。やる気本。悪くはないが、やや散漫。『思考の技法 -直観ポンプと77の思考術...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年1月版

『大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか』★★★ ガブリエル・ウォーカー 著。なかなかいい啓蒙書。『精神科医が教える集中力のレッスン』★ 西多昌規著。特段新しい知見はなかったが。『世界一即戦力な男――引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話』★ 菊池良著。ちゃんと見てなかったがあのときのネタか。『気が遠くなる未来の宇宙のはなし』★ 佐藤勝彦著。『なぜあの人はあやまちを認...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2014年10月版

『脳科学は人格を変えられるか?』★★★★ エレーヌ・フォックス著。タイトルが内容と一致してない。いわゆるポジティブ脳とネガティブ脳の話。なかなか興味深いしライフハックとしても役に立ちそう。『人類5万年 文明の興亡: なせ西洋が世界を支配しているのか』★ イアン・モリス著。それほどすごいと思わなかったが、定量志向が珍しかったので。「西洋オワコンって結論にしとくから、途中で多少偏見みたいなこと言っても...
アニメコミック

サンレッドと霊夢は似ている

いつかツイッターでもつぶやいた気がするが、書く機会を逃したのでメモレベルのまま公開。 根底にある願望はささやか。ファンタジー化されたバブル崩壊後の日本である世界で、平穏な小市民としての日常がいつまでも続くこと。 冷静に考えると、なぜしなければならないのか全く不明なのだが、怪人はヒーローを襲うものでヒーローは怪人を倒すものだから対決はあり、妖怪は人間を襲うもので人間は妖怪を退治するものだから異変は起...