進化

科学技術哲学

外来種問題と検出バイアス

「生態系を破壊する」としてしばしば問題になる外来種・移入種。いったい何が問題なのかと思ったことはないだろうか。どうやって良いの悪いのと決めているのだろうかと。 私はあった。子供の頃だが。たぶん検出バイアスを考慮してなかったからだろうと思う。 要するに、はるばる遠いところからやってきた数匹の生き物が現地の環境や生物*1にやられてすぐ死んだり、増えも減りもせずほそぼそと生き続けているだけの場合、そもそ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年4月版

『隣り合わせの灰と青春―小説ウィザードリィ』★ ベニー松山著。つまらなくはないが、以前読んだ続編『風よ。龍に届いているか』の方が大幅に面白かった。最近電子書籍化したとか。BCCKS / ブックス - ベニー松山著『隣り合わせの灰と青春』『ドーキンス博士が教える「世界の秘密」』★ リチャード・ドーキンス著。"The Magic of Reality"の邦訳。中学生ぐらいを対象に書かれているようだ。書...
科学技術哲学

ジャレド・ダイアモンド『昨日までの世界―文明の源流と人類の未来』

イベントも見に行ったほど好きなジャレド・ダイアモンドの新刊。いわゆる国家以前の「伝統社会」から現代人が参考にできることがあるのではないかというテーマ。The World Until Yesterday その1 - shorebird 進化心理学中心の書評など 例によってshorebird先生が読書ノートを連載中であるので詳しい内容はお任せ。 自分は特に気になったところと個人的に参考にしようと思った...
文化芸術宗教

ヨブ記の肝は『公正世界信念』の否定

『公正世界信念』のTweetについて、社会心理学者からの疑問 - Togetterヨブ記タグについて - 東瀛倭族拝天朝 1を見て2を思い出し、見に行ったが、消えてしまっている。リンクはInternet Archiveに張っておく。 伝統宗教というのは一見古臭くて不合理に見える。見えるというか、もちろんある意味ではその通りである。 しかし、もっと古くから存在する――進化心理学的な意味で――有害な素...
科学技術哲学

ダンバー数人委員会

陰謀論(ウォッチ)業界でよく見る(?)悪の秘密結社の名前に三百人委員会というものがある。 30人委員会や3000人委員会でなく、3万人委員会でも3億人委員会でもなく、あくまで300人委員会であり、300という数がロビン・ダンバーいうところのダンバー数の上限あたりにほぼ一致するのは興味深い。 利害でまとまったひとつのグループとして、人間が自然に想像できる限界の数がちょうどそれぐらいであるということな...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年10月版

『右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化』★★★ 細将貴著。面白い。内容についてはshorebird先生にお任せ。書評 「右利きのヘビ仮説」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『進化――生命のたどる道』★★★ カール・ジンマー著。これも。書評 「進化:生命のたどる道」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年9月版

『エルフェンリート』★ 岡本倫著。怪作と聞いていたかが確かに怪作。好みは割れそう。私は拒否もしないが特別好きでもない。アニメ未見。『石の花』★★★★ 坂口尚著。何かで思い出した。確かに面白いし、紛れもなく名作ではあるんだが、どこか『ユーゴ戦士ノーガンダム』って言葉が頭に浮かんでくる感じの軽さが拭えないのだな。なんでだろ。『影武者徳川家康』★★★★ 隆慶一郎著。いつかジャンプでやってたのを思い出した...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年8月版

『日出処の天子』★★★★ 大昔読んだことあるはずだけど、再読。やっぱ面白いなあ。『マンガの力?成熟する戦後マンガ』★★ 夏目房之介著。『日出処の天子』の話があったなあと思いだした。結構面白かった記憶がある。『リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』★★ エリック・リース著。なかなか示唆に富む。『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』★ 豊田正義著。事実は小説よ...