科学技術哲学 ジェフリー・F・ミラー『恋人選びの心―性淘汰と人間性の進化』 以前詳細に紹介すると言った*1ものの、どれだけ先になるかわからないし、重要な部分が多すぎてほとんどそのまんまにならざるを得ないので、考えを変えて先におすすめだけしておくことにした。 要点は、人間特有の高度な知性・言語・芸術・道徳などは、クジャクにとっての尾羽のように、性淘汰における適応指標形質として進化したということだ。私は、この見方は基本的に正しいと考える。 20世紀第4四半期で最も重要な進化論... 2012.7.3 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2012年6月版 『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』★★ ティナ・シーリグ著。「起業しか眼中にない超エリート学生専用」みたいな雰囲気がちょっとあるが、面白い。『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者』★★★★ レイ・A・クロック著、ロバート アンダーソン著。予想外に引きこまれた。ううむ、これがアメリカンドリームか、これが資本主義か。『... 2012.6.9 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2012年3月版 『こんなに違う!世界の性教育』★★ 橋本紀子監修。ためになる。『しあわせ仮説』★★★★★ ジョナサン・ハイト著。非常に面白い。生きていく上でも役に立ちそうだ。書評 「しあわせ仮説」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『大絶滅 ―2億5千万年前,終末寸前まで追い詰められた地球生命の物語―』★ Douglas H.Erwin著。いわゆるP-T境界の大量絶滅に関する本。『コンピュータ科学者... 2012.3.11 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 シンギュラリティ(技術的特異点)はとっくに過ぎている 神様はどこにいるか? - 言語ゲーム 最近UIEジャパンに入社した山宮隆さんのエントリを読んでいて、いつかしようと思っていた技術的特異点の話を思い出した。 私はレイ・カーツワイルの言うような意味でのシンギュラリティの概念は眉唾だと考えている。 確かに、いかなる人間よりも賢い人工知能を作ることはそう遠くない将来に実現する。(考えようによっては既にできている。)しかし、そのAIを作る(作った)のは、人... 2012.2.21 科学技術哲学
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2011年12月版 『イカの心を探る―知の世界に生きる海の霊長類』★★ 池田譲著。結構おもろい。書評 「イカの心を探る」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『アフリカを食い荒らす中国』★★★★ セルジュ・ミッシェル著、ミッシェル・ブーレ著。邦題がクソだが、内容はとても興味深い。オススメ。『生物の社会進化』★★★★★ ロバート・トリヴァース著。昔これで見たはずのエピソードを確認したくて借りてきたがこれじゃ... 2011.12.30 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2011年11月版 『古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活』★★★ アルベルト・アンジェラ著。結構面白い。『容疑者Xの献身』★★★★ 東野圭吾著。映画未見。確かに久々に推理小説で面白いと思った。『進化心理学入門』★ ジョン・H. カートライト著。タイトル通り。教科書的。『クジャクの雄はなぜ美しい?』★★ 長谷川眞理子著。性淘汰もの。初歩的だけどいい。『加害者家族』★ 鈴木伸元著。重い。テーマ的に... 2011.11.30 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2011年8月版 『スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている』★★ ブルース・M・フード著。副題の通りの内容。よい。書評 「スーパーセンス」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『赤ちゃんはどこまで人間なのか 心の理解の起源』★★★ ポール・ブルーム著。タイトルほど赤ちゃん中心ではなく、むしろ上の『スーパーセンス』に近いテーマ。これもかなりよい。書評 「赤ちゃんはどこまで人間なのか」 ... 2011.8.31 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 エドワード・O・ウィルソン『人間の本性について』 エドワード・オズボーン・ウィルソンのピュリツァー賞受賞作。内容はタイトル通りで、賞に相応しい素晴らしさ。 私が生まれた年の本だが、いま見てもそれほど古びていない。問題になりそうなほど古いのは、同性愛を擁護するのにヘルパー説に頼っているところぐらいか。 同じ人間が『創造』みたいなすっとこどっこいな本を書いたとは、なかなか信じられないほどだが、この本のラストには、それに繋がった問題意識がすでに見られる... 2011.8.27 科学技術哲学