SF

WEB情報通信

書籍の裁断・電子化つづき

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500 プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106  今日までで516冊電子化した。まだ押し入れの中とかにもあるが、ずいぶん部屋が広くなった。これまでいかに本にスペースが占有されていたかが明らかに。  このデータが吹っ飛ぶとさすがに痛いので、この機会にと、以下のハードディスクケースとハードディスク×2を買った。これでraid1の...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2009年10月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『軍事とロジスティクス』★★★  江畑謙介著。あまり知らない分野なので面白かった。 軍事とロジスティクス : 書評 : 本よみうり堂 : ...
文化芸術宗教

山本弘『アイの物語』

山本弘つながりで読む。これは確かにすごく面白い。『神は沈黙せず』の時のような引っかかりもないし、迷わずおすすめできる。 404 Blog Not Found:感無量 - 書評 - アイの物語  弾さんみたいにベストフィクションとまでは言えないけれども、同じポジティブなAIネタを扱っても、宗教的伝統から来るフランケンシュタイン・コンプレックスからいまだ完全に自由でない(ように思われる)世界の最先端S...
映画・ザ・ムービー

『サマーウォーズ』 オススメ度 9/10

良くも悪くもジャパニメーション版マトリックス。  良く言えばマトリックスから10年経ってようやく最新CGとアニメの融合を十二分に生かした作品ができたということだし、悪く言えば世界最先端から十年遅れているということ。ううむ、どう考えればよいのか。  素直に見れば単純にすごく完成度が高くて面白い。多少アニメ慣れして「お約束」みたいなものが分かっていることが前提とは思うが。  あとヒロインの印象が薄い。...
映画・ザ・ムービー

直球SF宗教映画『ノウイング』 オススメ度 5/10

『ノウイング』オフィシャルサイト  一昔前の『ディープインパクト』と『アルマゲドン』みたいに、大人の事情で流行りモノの似たような映画が続けて公開されることはよくあることだが、『地球が静止する日』とまったく同じSF黙示録物語。  しかし、同じSF黙示録物語でも『地球が静止する日』のどうしようもない駄目っぷりとは雲泥の差がある。  これと対比してはっきりしたことがある。『地球が静止する日』が格別にムカ...
文化芸術宗教

テッド・チャン『あなたの人生の物語』

グレッグ・イーガンと並び称されているテッド・チャンの短編集。個人的にはイーガンの方が好きだが、かなり面白かった。  イーガン作品に通底するテーマが「自己同一性とは何か?」だとすれば、チャン作品に通底するテーマは「絶対的に隔絶した存在といかに向き合うか?」*1というものだ。  その隔絶した存在は、作品によって、神だったり・異星人だったり・未来だったり・超人類だったり・数学だったりするけども。 『バビ...
映画・ザ・ムービー

『ターミネーター4』 オススメ度 5/10

事前情報では行かないつもりだったが、映画館のポイントがちょうどたまっていて無料だったので見てきた。  思ったよりは面白かった。初代や2のような出来はもちろん望むべくもないが、普通のSFロボット戦争映画として見れば、そんなに悪くない。  ただし、真面目に見ていると、あまりにもアホな人間と機械にだんだん腹が立ってくるので、必ず頭を空っぽにして見ること。 おまけ  核融合というかアンドロイドというかなん...
科学技術哲学

ポール・デイヴィス『幸運な宇宙』

原題"THE GOLDILOCKS ENIGMA Why is the Universe Just Right for Life?"(『ゴルディロックスの謎 なぜ宇宙は生命にちょうどよいのか?』)。  ゴルディロックスとは童話3びきのくまの主人公の女の子のことで「特別にあつらえたわけではないはずなのになぜかちょうどよい」ことを表す。  テーマは『宇宙のランドスケープ』の時にやや詳しく取り上げたので...