おすすめ本書評まとめ2020年6月版

 コロナで図書館の貸し出しも停止してて読書も滞っている。

『恐竜の世界史』★

 スティーブ・ブルサッテ著。内容はshorebird先生にお任せ。

『なぜ大国は衰退するのか ―古代ローマから現代まで』★★★

 グレン・ハバード著、ティム・ケイン著。著者の財政への提言には賛成できないけど、レントシーカーが政治を歪め硬直させることが大国衰退の原因、というあたりは面白いし正しそうに見える。やはり細かい内容はshorebird先生にお任せ。

『スパイス、爆薬、医薬品 – 世界史を変えた17の化学物質』★★★★★

 ジェイ・バーレサン著、ペニー・ルクーター著編。タイトルから地味でありがちな軽い啓蒙書にしか見えず、あまり期待していなかったが、ガチの化学の教授が書いていてレベルが高く、非常に面白かった。

『これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71』★

 田端信太郎著。思ったより普通のビジネス書。SNSで物議を醸すのは炎上商法というかわざと演じてるだけなのか。

『昆虫は最強の生物である: 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略』★

 スコット・リチャード ショー著。原題”PLANET OF THE BUGS – Evolution And The Rise of Insects”(虫の惑星 – 昆虫の進化と興隆)。空振り気味の邦題以外は良い啓蒙書。

『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』★★

 アダム・オルター著。ゲーム依存やスマホ依存に興味のある人にはおすすめ。

『自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊』★★★★★

 ダロン・アセモグル著、ジェイムズ・A・ロビンソン著。前著『国家はなぜ衰退するのか』よりさらに発展していて非常に面白くためにもなりそう。やはり細かい内容はshorebird先生にお任せ。

『反省させると犯罪者になります』★

 岡本茂樹著。反省文教育は一般的だが、表面的に評価者に迎合するだけで無駄。「被害者(他人)の気持ちになって考える」は「加害者(自分)の気持ちを表現する」よりずっと高度なこと。簡単なことができないうちに難しいことができるわけがない。……とまあこれだけの内容だが正しい気がする。

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