2015 2/17

『大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか』★★★

 ガブリエル・ウォーカー 著。なかなかいい啓蒙書。

『精神科医が教える集中力のレッスン』★

 西多昌規著。特段新しい知見はなかったが。

『世界一即戦力な男――引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話』★

 菊池良著。ちゃんと見てなかったがあのときのネタか。

『気が遠くなる未来の宇宙のはなし』★

 佐藤勝彦著。

『なぜあの人はあやまちを認めないのか』★★★

 エリオット・アロンソン著、キャロル・タヴリス著。自己欺瞞ブームの後なので、ちょっと物足りない面もあるが、「認知不協和」「自己正当化」で一本筋が通っていて良い。

『努力する人間になってはいけない―学校と仕事と社会の新人論』★

 芦田宏直著。どこで目に止まったのか忘れた。あまり好みではないが、著者はなかなか面白そうな人だ。

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2014 10/25

『脳科学は人格を変えられるか?』★★★★

 エレーヌ・フォックス著。タイトルが内容と一致してない。いわゆるポジティブ脳とネガティブ脳の話。なかなか興味深いしライフハックとしても役に立ちそう。

『人類5万年 文明の興亡: なせ西洋が世界を支配しているのか』★

 イアン・モリス著。それほどすごいと思わなかったが、定量志向が珍しかったので。「西洋オワコンって結論にしとくから、途中で多少偏見みたいなこと言っても許せよな」みたいなサブテクストがあるような気がするのは意地悪過ぎかね?

『ヤモリの指から不思議なテープ』★★★★

 松田素子著、江口絵理著、石田秀輝監修、他。内容的には『ヤモリの指』に近いが、イラストたくさんでかなりいい。子供に読ませたい。

『パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門: 怒り、イライラのコントロールで、職場は変わる! 成果が上がる!』★

 小林浩志著。このテーマでまとまったものは読んだことなかったので。

『テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?』★★

 ケヴィン・ケリー著。うーん、全体として悪くはないけど、この人やっぱり自然信仰から文明信仰に転向しただけで本質はヒッピーっぽいんだよねえ。

『スタイルズ荘の怪事件』★

 アガサ・クリスティー著。なんかテレビでポワロやってたので。

『インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針』★

 Susan Weinschenk著。なんとなく『Mind Hacks』を彷彿とさせた。『Mind Hacks』の完成度には遠く及ばないが。

『振り込め犯罪結社 200億円詐欺市場に生きる人々』★★★★★

 鈴木大介著。やばいなんかめちゃめちゃ面白い。近いうちに『闇金ウシジマくん』で振り込め詐欺君編でも始まりそうな気がする。

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2014 1/22

天体戦士サンレッド(17) (ヤングガンガンコミックス)

 いつかツイッターでもつぶやいた気がするが、書く機会を逃したのでメモレベルのまま公開。

 根底にある願望はささやか。ファンタジー化されたバブル崩壊後の日本である世界で、平穏な小市民としての日常がいつまでも続くこと。

 冷静に考えると、なぜしなければならないのか全く不明なのだが、怪人はヒーローを襲うものでヒーローは怪人を倒すものだから対決はあり、妖怪は人間を襲うもので人間は妖怪を退治するものだから異変は起こる。

 主人公たちより怪人(妖怪)たちの方が「市民」としてはまともだったりする。東方ではストーリーと相まって『星蓮船』で顕著な傾向。

おまけ

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2013 4/16

広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス

 先日、我が家で何かの会話から始まったフェルミ推定「日本に小学校の先生は何人いるか?」

  1. 日本の総人口は約1億2000万人。
  2. 日本人の平均寿命は約80歳。
  3. ほぼ全員が人生の6年間を小学生として過ごす。
  4. だから小学生は人口の13分の1で1000万弱。
  5. ただしこれは人口構成がまっ平らの場合。団塊の世代が老いかけて少子高齢化社会だから子供はもっと少ないはず。
  6. どのくらい減ってるかまでは知らんので勘だが、年齢が平らの場合に比べて、半分? ……はさすがにちょっと減りすぎか? 2/3? ……よりは減ってるような気もする。
  7. 間をとって1000万弱からちょっと減らした900万に2/3かけて600万とするか。キリよく1学年100万人。
  8. 現在一学級は約30人ぐらいが普通と聞いている。
  9. 全員が学級担任なら先生は20万人。
  10. もちろん常識的に考えて全員が学級担任をすることは不可能。校長・教頭や研修その他いろいろなバッファでざっと倍の人数は必要だろう。
  11. ということで40万人。どうだ?

 答え合わせとして、

 を見ると、全国の小学校教員の数は2011年度で419,467人。おお! 5%以下の誤差で合ってる。上出来。

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2013 3/26

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)

 ほほう、血液型性格診断は事実上不滅だろうと思っていたが、そもそも血液型を知らない人が増えることで廃れるという可能性もあるのか。

 直接関係ないが、この記事を見て思い出したネタ。

 血液型性格分類自体についての議論は、もうあまりにもありふれていて何度も繰り返されているので、ここで改めてする必要を感じない。Wikipediaでも見ておいてほしい。

 今回言いたいのは一点のみ、一般に血液型性格診断と呼ばれているものは、実際には血液型“名”性格診断であるということだ。

 一般に血液型性格診断では、A型がB型より全体に良い性格とされていることが多く、B型が差別されているとされる。そうなっている最大の原因は、アルファベットで何かが評価される場合AがBより良いことが普通だからだ。

 どうせA型やB型が生理的にどのようなものかを知っている人は、性格診断を信じる人に比べれば無視できるほどわずかしかいないのだから、仮に何らかの魔法で名前を入れ替えることができたら、明日から診断も正反対になるのは明らかだ。

 アホらしすぎるので具体的には書かないが、AB型やO型に対する評価も、結局は『AB』や『O』という字面からの連想ゲームに過ぎない。

 要するに元から全く根拠がないため、結局記憶しやすいかどうかだけがミーム淘汰に勝ち残れるかを左右することになっているのだ。

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2013 2/21

鑑賞のためのキリスト教美術事典

  1. 『公正世界信念』のTweetについて、社会心理学者からの疑問 – Togetter
  2. ヨブ記タグについて – 東瀛倭族拝天朝

 1を見て2を思い出し、見に行ったが、消えてしまっている。リンクはInternet Archiveに張っておく。

 伝統宗教というのは一見古臭くて不合理に見える。見えるというか、もちろんある意味ではその通りである。

 しかし、もっと古くから存在する――進化心理学的な意味で――有害な素朴倫理学を否定する「進歩的」な要素を備えていることもある。これはその格好の例だと思うのだ。

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2013 2/19

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき

 こういう本は経済関係の勉強をしていると嫌でも眼に入ってくるので少し読んだが、正直あまりにもオカルト過ぎて引く。

 適度にオカルト的に生きている方が、実際に経済的成功に結びつく可能性は否定せんが。

 「思考は現実化する」ではなく「考えもしないことは実現しない」ぐらいに言い換えれば、現実的な正しい教訓になりうるかもしれない。

 地震や台風は自然現象だから、誰も考えなくても起きる時は起きる。交通事故は自然現象とは言えないが、やはり予想していなくても起きる時は起きる。

 だが大体、こういう本で話題になるような意味での社会的現象は、考えもしないのに起きることはない。

 飛行機のパイロットになりたいと考えたこともないのに、いつの間にかなっていたとか、マイホームを買おうと思ったこともないのに、いつの間にか買っていたとかいう人はいないだろう。

 だからまず何よりも見聞を広げて自分で考えることが重要なのだ。

 ……自分で言っといてアレだが、面白くもなんともない教訓だな。もし本にしても全く売れないだろう。人は都合のいい夢が見たいのであって、現実的な正しい教訓など求めていないのだということか。

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2013 1/8

囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論

 いつのことだか忘れたが、初めてネット上で「ペニーオークション」って単語を見た時、ドルオークションの別名だと思っていた。

 ゲーム理論の実験のサイトか何かだろうと。よく考えたらそんなのが大規模に宣伝されるわけがないのだが。

 ゲーム理論サイトではないとわかっても、さすがにドルオークションではなく何か別のものなのだろうと思っていた。が、結局品物が一ドル札でないだけでドルオークションそのものだった。

 よく見たら、すでにだいぶ前に書いてる人がいた。

おまけ

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