空飛ぶスパゲッティモンスター

反・進化論講座―空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書

 うろおぼえだが、昔読んだユダヤジョークの本に、確かこういう話があった。

(強制収容所にて)

看守「ドイツ*1をダメにしやがったのは誰だ!」
囚人「はい! ケーキ屋とユダヤ人です!」
看守「……なんでケーキ屋なんだ?」
囚人「……なんでユダヤ人なんです?」

 世の中にはしばしば、何かがないことの証明が不可能だということ*2に依拠する一見もっともらしい主張があって、倫理的にもろくでもないことが多い。

 ほとんどの宗教は多かれ少なかれそういう要素はあるが、インテリジェント・デザインは、特にその方面に特化したもののひとつだから、とりわけろくでもなく、かつ攻めづらい。

 こうしたものを批判するのはどうしたらいいか。ひとつの方法は、不可能である「ないことの証明」に正面から挑むのではなく、

  • 論理的に同程度にバカバカしく、一見してもバカバカしい別の主張を提示する

 ことである。空飛ぶスパゲッティ・モンスター教は単なる悪ふざけのギャグではなく、そういう真面目な意味も持っている。

 本自体は正直そこまで面白くない(参考)ので、わざわざ読みたくない人は、そういうものだという点だけ押さえておくとよいかもしれない。

*1:第一次世界大戦前後の。
*2:俗にいう「悪魔の証明」。

おまけ

 ヌードル触手→ラーメン

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