コペンハーゲン・コンセンサスというものがある。
要するに、古典物理の原則に固執したり思弁を弄んだりするのはやめて、波動関数の収縮はとにもかくにも起きるのだという量子論的実験結果を素直に受け止めよう、ということ……じゃないそれはコペンハーゲン解釈。
要するに、世界に山積する重大問題をちゃんとした根拠とりわけ経済学の観点から評価して、優先度を見極めようぜという議論。『環境危機を煽ってはいけない』のビョルン・ロンボルグが提唱者らしい。
内容についてはもっとよくまとまっているところがいっぱいあるのでそちらを見てほしい。この本自体も論文のまとめみたいなもので、それ単独で読んでいて面白いかというと微妙ではあるが、私自身はこの観点にほぼ全面的に賛同するものである。
参考リンク
- 地球の人々にとってホントに重要な問題とは? 新たな社会的合意形成の試み。
- SL コペンハーゲンコンセンサスに対するある種の態度への懸念
- 幻影随想: 南アフリカのAIDS事情はヤバすぎる
- Copenhagen Consensus Center – CCC Home Page(公式・英語)
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おまけ
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