政治経済社会 陰謀論は現代の宗教 陰謀論と呼ばれる考え方がある。『アポロ11号は月に行っていない』とか『911はブッシュ政権の自作自演である』とか、傍目には荒唐無稽な議論を信じたがり、いくらでもある反対の論拠には全く耳を貸さない。 それを非難したいわけではない。夏や冬があるのは太陽が離れたり近づいたりするからだと信じている人も大勢いる。逆に地球の公転や地軸の傾きに独力で気づける人もいない。無知は程度の問題であるし、他人に被害を及ぼ... 2004.9.13 政治経済社会
アニメコミック NHKアニメ火の鳥太陽編 1回目をたまたまやってたのでぼーっと見たのだが、顔の皮剥ぎとか首チョンパとかイチ○ツとか全部スルーなのはまあ仕方ないとして……、もしかしなくても未来側無視ですか? この話の主題を何だと思ってますか? と思わず悪態つきたくなりましたわもう。 太陽編については角川書店文庫版の解説がトンチンカンで腹を立てた記憶がある。ちなみにその内容は『鳳凰編などでずっと肯定的に描かれていた仏教が太陽編で悪玉なのは作者... 2004.5.30 アニメコミック
ゲーム森羅万象 RPGの戦闘バランスについて ウィズの戦闘は基本的に敵を1ターンで無力化させることが前提となっている。クリティカルヒット*1やエナジードレイン*2を持つヤバイ敵は大抵単体で出てくるので、戦士系の攻撃を集中する。 全体攻撃系魔法を唱えてくる魔導師系のグループはモンティノ*3で黙らせ、それでも無力化し切れない場合はこちらの魔導師に全体攻撃魔法を使わせる*4という具合にである。 そして2ターン目以降は消化試合なのが普通である。逆に無... 2004.4.18 ゲーム森羅万象
アニメコミック せがわまさき『バジリスク』 原作は山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』。異能集団バトルものの元祖ともいうべき作品で、これがなければカムイ伝も赤影も男塾もジョジョもH×Hも存在しなかったであろうというエンタテイメント史上重要な作品。 45年前に書かれたとは思えないほどマンガ的な作品であることもあって、この漫画化も大成功しており抜群に面白い。詳しくは公式サイトへ。 2004.3.22 アニメコミック
政治経済社会 古賀議員の学歴詐称事件 古賀議員の学歴詐称事件が大事になってきたようだ。もちろん学歴ネタは常に良くも悪くも盛り上がるものだが、それだけではないものを感じる。 ネットが普及しはじめた頃『ザ・インターネット』という政府の陰謀で自分の個人情報を抹消されてしまう映画があった。 もちろん古賀事件が政府の陰謀だというのではない。自分という人間は、少なくともほとんどの他人から見れば、数々の社会的情報の総体でしかなく、それらが信用できな... 2004.1.25 政治経済社会
政治経済社会 『勝ち組』でなく『勝者』と言え 誰が言い出したのか知らないが『勝ち組』という言葉が嫌いだ。『負け組』はわかる。上の立場から十把一絡げにして見下すにも、同じ立場から傷を舐めあうにも便利でいい言葉だ。だが『勝ち組』というのはわからない。 勝っているという自信があるなら自分(あるいは我が社・我が国)は『勝者』だと言えばいいではないか。勝っている時にまで群れて安心したいという群衆心理を露骨に感じてしまって嫌なのである。もっとも、それだか... 2004.1.6 政治経済社会
政治経済社会 いわゆるアジア的やさしさ 『映像の世紀』再放送、ボロのビデオデッキのせいで第7集だけ録画し損ねたがやはり最高に面白かった。数ある名言の中でもポルポト様のお言葉は最高に怖い。実際に数百万人殺した人の言葉と知らなければジョークかと思ってしまいそうだが、これこそ共産主義の究極の理想の姿なのだ。我々は独自の世界を建設している。新しい理想郷を建設するのである。従って、伝統的な形をとる学校も病院もいらない。貨幣もいらない。たとえ親であ... 2004.1.1 政治経済社会
政治経済社会 『映像の世紀』再放送 総合で『映像の世紀』の再放送をやっている。本放送の時テレビにかじりついて観ていたものだった。ひたすら当時の映像と人物の証言を並べ続けるだけなのだが、歴史の重みとしか言いようのないものに圧倒される。 当時の映像以外の、オープニング映像やアイキャッチなどの映像センスも面白いし、音楽、とりわけメインテーマの『パリは燃えているか』が内容にぴったりマッチして最高である。私がテレビ番組のサントラなど買った(し... 2003.12.23 政治経済社会