ゲーム森羅万象

ソーシャルゲームは誇示的消費を考慮に入れた新しい人間性ハックだ

shorebirdさんのところで『Spent.』の連載やってるからか、誰かがグリーやモバゲーを下流食いと揶揄して物議を醸した話に関連して、考えてみたくなった。妄想の翼広げて 人生・MMORPG・麻薬・ライフハック 上記エントリの続きでもある。この時の要点は、MMORPGのようなゲームが、一種の人間性ハックになっているということだった。 あの時代にはまだ、現在ソーシャルゲームと呼ばれているものはなか...
映画・ザ・ムービー

『ヒックとドラゴン』 オススメ度 9/10

見る予定なかったけど、巡回しているレビュアーの間で非常に評判がよかったので行ってきた。ヒックとドラゴン レビュー - レブログ!ポスト911ドラゴン:『ヒックとドラゴン』 - 冒険野郎マクガイヤー@はてな 3Dアニメとしてあらゆる面でぶっちぎりだった『トイ・ストーリー3』と時期的に近いせいで、やや霞んだ感があるものの、非常によくできた映画だった。 評判のヌコドラゴン:トゥースは確かに可愛い。日本人...
文化芸術宗教

デイヴィッド・エディングス『ベルガリアード物語』

確か誰かが褒めてたので、旅行中に読んでいた本。言わばアメリカのファンタジー系ラノベ。いま調べたら、出たのはちょうどロードス島戦記よりわずかに前の時代らしい。 面白いかつまらないかと言ったら、もちろん面白い。ただ、女性と東洋人の扱いが、一貫して余りと言えば余りにアメリカンなのが引っかかる。 ハリポタはやっぱりイギリスっぽかったし、ファンタジーだといっても――あるいは、だからこそ――国柄というのはある...
科学技術哲学

ロバート・ T・キャロル『懐疑論者の事典』

タイトルの通りの内容。一家に一冊! 面白くてためになる カール・シファキス『詐欺とペテンの大百科』 で紹介した『詐欺とペテンの大百科』の疑似科学に比重を置いたバージョン、といった感じ。 面白さは、内容に多様性のある『詐欺とペテンの大百科』の方が圧倒的に勝るけど、こういう事典系には目のない私。 ホメオパシーが話題の昨今なので、今まで特に興味がなかった人にもオススメする価値はありそう。関連書籍おまけ【...
科学技術哲学

サイモン・コンウェイ・モリス『進化の運命:孤独な宇宙の必然としての人間』

Togetter - 「サイモン・コンウェイ=モリス『進化の運命:孤独な宇宙の必然としての人間』を読む前に考えていたこと」 読んだ。けど、残念ながら、読む前に考えていたこと以上の収穫は特になかった。 チチュルブ隕石がなくても「恐竜人」が生まれただろう、とは流石に言ってはいなかったが、ある意味それより身も蓋もないことを言ってた。 当時、地球はすでに寒冷化に向かっていたから、隕石がなくても、いずれ「哺...
日常の一コマ

31歳の誕生日

今年からできた制度で、会社からもギフト券など頂きました。ありがとうございます。 しかし、また欲しいものがなくて困る。何を買おうか……。 自転車? 引っ越してから必要ないと思って買ってないのだが、最近、猛暑の中を歩いて買出しに行くのが少し億劫になってきたような気も。 それにしても時間の流れが速い! 去年のを書いた時から幾らも経った気がしないぞ。このままではすぐに四十路だ。そろそろ真面目に婚活せんとい...
ゲーム森羅万象

オープン坊主めくり

突然思い出した。中学の頃考えてよくやっていた、百人一種を使った2人〜4人程度の遊び。基本的なルールはオーソドックスな坊主めくりである。しかし、札が表向きに並べられる。 「それじゃ意味ないだろ」と思うだろうが、もちろんそれだけではない。山札が複数に分けて積まれる。並べ方もいろいろあるが、基本的なのは単に25枚ずつ4つの山にする積み方。 そして、プレイヤーはどの山から取るか選択できる。これによって運の...
WEB情報通信

PC GIGA 2010年10月号

ニコニコ大百科IME辞書を紹介するというメールが来ていたので、注文してみた。 確かに『IME変換辞書大全』というコーナーにちょこっと載ってた。 しかし懐かしいな、こういうディスクつきのパソコン雑誌。大昔、Tech-Winとか買っていたのを思い出す。エミュレータとかアップローダとかオンラインソフトだとか。単語自体が懐かしいぞ。 『自炊しようぜ』というタイトルの書籍電子化特集があるのが、時代を感じさせ...