映画・ザ・ムービー

ニコニコ生放送で『The Cove』を見ていました

もうちょうど一週間前のことになりますが、ニコ生で放送された『ザ・コーヴ』を見ていました。 最近よく見かけるトゥギャッターというサービスの練習を兼ね、自分のつぶやきをまとめました。Togetter - まとめ「ニコ生『The Cove』放送中のtkidoのツイート」 同時に見ていた他の方を含むまとめは、こちら。(まとめたのは私ではないです。)Togetter - まとめ「2010/6/18にニコ生で...
科学技術哲学

みんな進化論を絶対視しすぎじゃないかな

マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』 元より長くなってしまったが、上記エントリに対する補足。 はてなブックマークのコメントなどで、あまり予想していなかった反応がいくつかあった。そのほとんどは「ちょうど進化論以前の生物分類学のようなものになる」という部分を、過度に否定的な意味に受け取った結果と思われる。 進化論ほど広く受容され使用されている理論には、権威...
政治経済社会

マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学』

原題 "Justice - What's the Right Thing to do?"(『正義――何が正しいことなのか?』)NHKでハーバード白熱教室として放送されているらしい講義の書籍化。 歴史を足早におさらいする感じや、日本での流行り方からは、正義論に集中した『ソフィーの世界』、といった印象を受ける。 確かに流行るだけあって、大変よくまとまっていると思う。この分野の入門書としては最高だ。おす...
科学技術哲学

マーティン・ガードナー『奇妙な論理 だまされやすさの研究』

最近亡くなったマーチン・ガードナーによるニセ科学本の古典。原題"In the Name of Science."(『科学の名の下に』) 原著は1952年著と相当に古く、単に多くのネタが昔の話であるというだけでは済まない。一例を挙げれば、「ニグロ」という単語が、単に「黒人」という意味でなんの注釈もなしに使われる。現代ではありえないことだ。 この本の面白さは、それほどまでに古いにも関わらず、その価値が...
映画・ザ・ムービー

『告白』 オススメ度 10/10

いかにも生徒にナメられてそうなシングルマザーの教師(松たか子)。言うことも本やテレビからの引き写しみたいで、さえないことこの上ない。しかし……。 フッフッフッ 史上最弱が・・・・・・最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も恐ろしいィィ マギィーーーーーーッ!! おっと躊躇なくジョジョネタが出てしまった。でも、ホントにそんな感じの作品。「殺したのは、誰...
おすすめ書評まとめ

貴志祐介小特集

『新世界より』がめちゃくちゃ面白かったので、作者つながりで読んでいた、貴志祐介特集。比肩するほどのものはなかったけど、まったくの外れもない。『天使の囀り』★★★ これだけは寄生虫つながりで前から読んでいた。結構好き。ついでに『パラサイト・レックス』は寄生虫関係では随一の超おすすめ本だから、ぜひ読んでおいてほしい。『青の炎』★★ 読んだことがあるのは『天使の囀り』だけかと思っていたが、昔ひぐらしの祟...
おすすめ書評まとめ

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア小特集

『動物感覚』でラセンウジバエ*1という単語が出てきたので、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアのことを思い出した。 わりと好きなSF作家で、やたらかっこいいタイトルをつける。思い出しついでに、印象が残っているものだけ厳選して紹介する。『星ぼしの荒野から』★★★★ なんと言っても白眉は『ラセンウジバエ解決法』。この一本だけでも読んでおく価値はあると思う。映像化されているらしいが、それは見ていない。映像...
WEB情報通信

音声入力ソフト『AmiVoice Es 2008』がめちゃくちゃ使えてしまう件について

iPad の Google 検索で、音声入力が意外に的確に単語を拾うので、もしかして音声入力は使える技術になっているのではないかと思った。 試してみたくなって「どこでも使える良いソフトない?」と Twitter で聞いてみたところ、このソフトを紹介された。(参考) ソフトとマイクを合わせて、ちょうど20000円。正直あまり期待していたわけではないので、ちょっと高いかと思ったが、興味の方が勝り、Am...