おすすめ本書評まとめ2020年9月版

『21世紀の啓蒙: 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』★★★★★

 スティーブン・ピンカー著。原題 “Enlightenment Now”(啓蒙を今)。素晴らしい。内容についてはshorebird先生にお任せ。

『ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀: 公正な社会への資本主義と民主主義改革』★★★★★

 エリック・A・ポズナー著、E・グレン・ワイル著。久しぶりに経済学系ですごく面白かった。おすすめ。

『意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか』★

 ヘンリー・ジェイ・プリスビロー著。タイトルからは麻酔の科学に関する啓蒙書かと思ったら、麻酔科医のエッセイで全然予想と違った。しかし、それはそれで面白かった。

『生命の歴史は繰り返すのか?ー進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』★

 ジョナサン・B・ロソス著。いわゆるワンダフルライフ論争の続き? 必然の部分も偶然の部分もあるという当たり前の結論に落ち着きつつあるような気がする。

『説教したがる男たち』★

 レベッカ・ソルニット著。いわゆるマンスプレイニングの話。

『武器としての交渉思考』★

 瀧本哲史著。個別に特別興味ある話はないけど、新書としてはすごくいいまとまり具合だと思った。

『LIFE3.0──人工知能時代に人間であるということ』★

 マックス・テグマーク著。『数学的な宇宙』の人だから著者読みした。別に変な内容ではないけど、他の誰かでも同じこと書けそうで期待には届かず。

『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』★★★★★

 ポール・ウェイド著。監獄関係の話は雰囲気作りのフカシな気がするし、カバーの絵も内容に合っていない気がするが、それを抜きにしても健康のための自宅筋トレのテキストとして大変素晴らしいと思う。自分もコロナ以降これに従ってやっている。

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