経済

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年6月版

『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』★★ ティナ・シーリグ著。「起業しか眼中にない超エリート学生専用」みたいな雰囲気がちょっとあるが、面白い。『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者』★★★★ レイ・A・クロック著、ロバート アンダーソン著。予想外に引きこまれた。ううむ、これがアメリカンドリームか、これが資本主義か。『...
政治経済社会

ジョージ・A・アカロフ ロバート・シラー『アニマルスピリット 人間の心理がマクロ経済を動かす』

全体としては期待ほど面白くなかったが、インフレ率と失業率にトレードオフの関係があるという8,9章のところが今まで他で見たことがなくて面白かったので要旨をメモ。 労働は普通の財と違い、買えばその時点で取引が終わりではない。雇用者は労働者を完全に管理できるわけではないので、労働者はサボるという選択肢≒優位を持つ。 したがって、雇用者は労働者に対して、たとえばその労働者と同一の仕事をする産業ロボットに対...
それにつけても金のほしさよ

デイトレで勝てるのはぷよぷよのチャンピオンのみ

私は、デイトレード(以下デイトレ)はしたことがないし、今後もするつもりはない。人にも薦めない。そもそも仕事と両立できないし、仮にできたところで儲けられるとは思えない。 ただし、一般に言われているのと違って、デイトレで単なる偶然以上に儲け続けることができる人間がいることは否定しない。自分がそれであることを否定しているだけだ。 デイトレは先天的な資質が成功条件の大部分を占め、気力と体力を要求される厳し...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年2月版

『虫を食べる文化誌』★ 梅谷献二著。虫だー!『ヒドラ――怪物?植物?動物!』★ 山下桂司著。ヒドラだー!『ベッドルームで群論を――数学的思考の愉しみ方』★★★★★ ブライアン・ヘイズ著。どこで知ったか忘れたけど、久々に素晴らしい数学エッセイ集。『よりぬきあさりちゃん』★★★ 室山まゆみ著。懐かしい。いま読んでも面白い。『脳のなかの万華鏡---「共感覚」のめくるめく世界』★ リチャード・E・サイトウ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2011年12月版

『イカの心を探る―知の世界に生きる海の霊長類』★★ 池田譲著。結構おもろい。書評 「イカの心を探る」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『アフリカを食い荒らす中国』★★★★ セルジュ・ミッシェル著、ミッシェル・ブーレ著。邦題がクソだが、内容はとても興味深い。オススメ。『生物の社会進化』★★★★★ ロバート・トリヴァース著。昔これで見たはずのエピソードを確認したくて借りてきたがこれじゃ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2011年9月版

『合衆国再生―大いなる希望を抱いて』★★★★ バラク・オバマ著。もうすぐ大統領選の年。今更だがやっぱオバマはまともだ。もちろん私は選挙権ないけど再選を希望する。『ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係』★★★★★ ハロルド・ハーツォグ著。すばらしい。動物と人間の関係ものでは『動物感覚』以来の一押し。書評 「ぼくらはそれでも肉を食う」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『中流社...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2011年6月版

『悩ましい翻訳語―科学用語の由来と誤訳』★ 垂水雄二著。いやエロい意味ではなく。「ギニア豚」って何でしょう?書評 「悩ましい翻訳語」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『虫歯になる人、ならない人』★★★ 西川義昌著、白石拓著。合言葉は「歯は臓器」。コンパクトでいい感じ。自分の将来の健康のためにも、小さい子供がいる人は子供のためにも、おすすめ。『知覚は幻 ラマチャンドランが語る錯覚の脳...
政治経済社会

磯田道史『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新』

他人の家計簿なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。 昔の人の生活なんてものは、なかなか見られるものではない。見られたらきっと面白いだろう。 では、昔の人の家計簿が見られたらどうだろう? もちろん、めちゃくちゃ面白い。超オススメ。 内容そのものは本を読んでもらうとして、あとがきから教訓的な部分を二箇所メモしておきたい。「歴史とは過去と現在のキャッチボールである」学...