書評

WEB情報通信

Tak.『アウトライン・プロセッシング入門: アウトライナーで文章を書き、考える技術』

2月のkindleただ読み対象。いわゆるアウトラインプロセッサの本。なかなか良かったと思う。 WorkFlowy  の存在を初めて知って、無料登録してみた。確かに1ペイン方式ではとても使いやすいと感じる。Webなのに操作性も良く、モバイルアプリとの同期も考慮されているようだ。(モバイルに関しては未体験。)  ただし、自分はすでに紙copiとDropboxを使いこんでいる。テキストベースの整理・同期...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2016年1月版

『大脱出――健康、お金、格差の起原』★  アンガス・ディートン著。ノーベル賞経由。とりわけ新しい知見はなかったが、いい。 『数学の大統一に挑む』★  エドワード・フレンケル著。NHK経由。ちょっとクセがあるが面白い。 『惡の華』★★  押見修造著。レンタルで全巻一気読み。アニメ未見。前半の変態大戦争は結構面白かったが、後半は狙いすぎて逆にありきたりみたいな。 『彼岸島』★★★★  松本光司著。みん...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年11月版

『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』★★★  安彦良和著、矢立肇著、富野由悠季著。Kindle版が激安セールやってたときに12巻ぐらいまで読んだ。思ったよりかなり面白い。 『人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動』★★★  マーク・ブキャナン著。この人の本どれも似たような感じだけど、これが一番おすすめかな。 『東方外來韋編 Strange Creators of Oute...
政治経済社会

ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』

啓蒙思想2.0 政治・経済・生活を正気に戻すために|書籍出版|NTT出版  ジョセフ・ヒース著。単独でこれという新しい知見はないのだけど、とにかく尋常じゃないほど良い。それも『資本主義が嫌いな人のための経済学』と同じ人だと!? とんでもねえな。  今日日「哲学者」の肩書きで、ここまで自信持っておすすめできる著者は他にダニエル・デネットぐらいしかいないのでは。  備忘のため内容を箇条書き形式まとめて...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年10月版

『なぜ蝶は美しいのか』★★★★  フィリップ・ハウス著。shorebird先生経由。むちゃくちゃ興味深く面白い。 『ハクメイとミコチ』★★  樫木祐人著。『ダンジョン飯』から掲載誌つながりで読む。なんか東方っぽいノリと思ったら東方の二次創作やってたこともある人みたい。三月精か香霖堂をこの人に描いてもらえばよかったのにと思わなくもないが、十分オリジナルで面白い。 「兎沢」のプロフィール 『仏教思想の...
文化芸術宗教

アンディ・ウィアー『火星の人』

結構前から存在だけは知ってたが、今まで読んでなかったのは不覚。無茶苦茶面白い。そりゃ速攻映画化もするわ。  ただ映画でこの小説の良さを再現するのはどんなに頑張っても不可能だろう。よくありそうな感動もののになってしまう可能性大。
科学技術哲学

『ヒトはなぜ笑うのか』

マシュー・M・ハーレー著、レジナルド・B・アダムズJr.著、ダニエル・C・デネット著。原題"Inside Jokes"(『ジョークの内幕』)。  やっと読んだ。詳しい内容については例によってshorebird先生にお任せ。 書評 「Inside Jokes」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 「Inside Jokes」 その1  - shorebird 進化心理学中心の書評など ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2015年6月版

『データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』★★★★★  矢野和男著。すげー面白い。人間の活動も熱力学・統計力学の法則に従う……言われてみれば当たり前のような気もするけれど、とにかく面白い。 『悪女について』★★  有吉佐和子著。家族の紹介。面白い。 『現実を生きるサル 空想を語るヒト―人間と動物をへだてる、たった2つの違い』★★★  トーマス・ズデンドルフ著。内容は...