2016 10/1

『ダンジョン飯』★★★

 九井諒子著。3巻。まだまだ面白い。

『ナナのリテラシー』★

 鈴木みそ著。Kindle Unlimitedで鈴木みそのがいっぱいあったのでいくつか読んだが、薦められるのはこれだけかな。時事的なのですでにちょっと話題は古いが。ガチャ関係でたまに見る「脳内麻薬で留めることが大事だ」のページの元ネタってこれだったのね。

『カルチャロミクス;文化をビッグデータで計測する 』★★★

 エレツ・エイデン著、ジャン=バティースト・ミシェル著。こりゃおもろい。もっと早く読めば良かった。内容は例によってshorebird先生にお任せ。

『ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか』★★

 ランドール・ マンロー著。これも存在は知ってたが、今まで読んでなかった。こういう真面目に馬鹿をやる感じ好き。

『アメリカの真の支配者 コーク一族』★

 ダニエル・シュルマン著。面白かった。原題”Sons of Wichita: How the Koch Brothers Became America’s Most Powerful and Private Dynasty”(ウィチタの息子たち:コーク兄弟はどのようにしてアメリカで最も強大でプライベートな王朝となったか)。邦題はいまいち。

『永遠の終り』★★★

 アイザック・アシモフ著。何かで思い出した。初めて読んだのは大昔。今読むと古さは否めないけど結構好き。

『宇宙が始まる前には何があったのか?』★★★

 ローレンス・クラウス著。宇宙論系。単独でこれという新しい知見はなかったが、いい。

『多世界宇宙の探検』★★★

 アレックス・ビレンケン著。上ので思い出した。初めて読んだのはだいぶ昔。

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2014 2/21

(本文とは無関係)

 久しぶりに言葉の話題。

 ここ最近、主にまとめサイト界隈で、頭に【悲報】とか【朗報】とかつけるのが急速に流行っている印象がある。

 おそらく今が最大瞬間風速で、すぐ流行は終わるだろうが、興味深い現象ではある。

 ちょっと時代がかった印象がある――この流行以前に普通に使用したりされたりした記憶がほとんどない――大げさな言葉がネットのいかにもどーでもいいニュースに使われるギャップが受けてるんだろうと思われるが。

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2014 1/4

『そして日本経済が世界の希望になる』★

 ポール・クルーグマン著。アベノミクスに関するインタビュー本。密度は薄いので元々クルーグマンとリフレ政策に興味がある人だけどうぞ。

『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景』★

 山内進著。面白い。

『選択の科学』★

 シーナ・アイエンガー著。すでに他のルートで知っていた話も多いが面白い。

『食品偽装の歴史』★

 ビー・ウィルソン著。流行りなので。何にでも歴史はあるのだな。そして、現代はなんだかんだ言って恵まれているのだな。

『ヤバい統計学』★★★

 カイザー・ファング著。原題”NUMBERS RULE YOUR WORLD”(『数が(あなたの)世界を支配する』)。普通に良い数字・統計リテラシーもの。邦題は酷い。ただの便乗。

『食べられないために―― 逃げる虫、だます虫、戦う虫』★

 ギルバート・ウォルドバウアー著。面白い。内容は例によってshorebird先生にお任せ。

『亡びゆく言語を話す最後の人々』★★★

 K.デイヴィッド ハリソン著。読んでて愉快な話ではないが重要。

『子どもの頃の思い出は本物か: 記憶に裏切られるとき』★★★★

 カール・サバー著。『抑圧された記憶の神話』とかなり重複するけど、やっぱり怖面白い。

『人はお金だけでは動かない―経済学で学ぶビジネスと人生』★★★★

 ノルベルト・ヘーリング著。原題”Economics 2.0″。邦題だとインセンティブの話中心に聞こえるがそうではなく、経済全般の優れた啓蒙書。

『卍とハーケンクロイツ―卍に隠された十字架と聖徳の光』★★★★★

 中垣顕實著。素晴らしい。卍を一緒くたに禁止するのがある種西欧中心主義的傲慢だというぐらいは当然認識していたが、ドイツ語ハーケンクロイツ(鉤十字)の直訳ではなくSwastikaを用いていること自体が、クロス(十字架)の要素を隠す欺瞞ではないかとの指摘は目鱗。

『大富豪のお金の教え』★★

 パン・ヒョンチョル著。ありがちな駄本のような邦題が残念。原題は”The Disciplines of the Rich for their Kids”(『(その)子供たちのための金持ちの規律』)。ビル・ゲイツは親の代から只者じゃなかったのね。

『ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?』★★★★★

 ウィリアム.C・デメント著。科学トリビア集のようなタイトルになっているが、違う。睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠障害の決定版的な本だ。いびきや昼間の眠気などに心当たりのある人はもちろん、そうでない人も是非。

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2013 12/16

『あんぱんまん』★

 やなせたかし著。もちろん訃報から。

『動物の言い分 人間の言い分』★★★★★

 日高敏隆著。この手の本は結構読み慣れているはずだが、それでも相当面白かった。この方『ソロモンの指環』や『利己的な遺伝子』の訳者だったのか。今まで意識してなかった。不覚。

『ピーター・リンチの株の教科書―儲けるために学ぶべきこと』★★★

 ピーター・リンチ著、ジョン・ロスチャイルド著。原題”LEARN to EARN: A Beginner’s Guide to the Basics of Investing and Business”(稼ぐために学ぶ:投資とビジネスの基礎の初心者用手引き)。

 邦題はややミスリーディング。直訳では硬すぎるとしても『ピーター・リンチの資本主義の教科書』の方が適切だと思う。中高生に読ませたいが、それ以上の人にもおすすめ。

『新版・図説種の起源』★

 チャールズ・ダーウィン著、リャード・リーキー編集。以前おすすめした気になっていたがしてなかったので。種の起源そのものを今読むのは色々な理由でおすすめできないのでこっちで。

『大いなる探求 経済学を創造した天才たち』★

 シルヴィア・ナサー著。ケインズのあたりだけちょっと面白かった。

『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』★

 キャロル・キサク・ヨーン著。面白いが、信じてしまうと問題のある間違いが複数あるのでshorebird先生の書評を先に読んでおくことをおすすめ。私が気になったところは全て指摘されている。

『翻訳がつくる日本語―ヒロインは「女ことば」を話し続ける』★

 中村桃子著。面白い。

『超ひも理論を疑う―「見えない次元」はどこまで物理学か?』★

 ローレンス M.クラウス著。内容は普通にいいが、邦題がトンチンカンすぎる。原題を直訳すると『鏡の中に隠れたもの―代替現実の探求、プラトンから弦理論へ、不思議の国のアリス・アインシュタイン・トワイライトゾーンを通して―』。内容もその通り。どうしてこうなった!?

『戦争に強くなる本 入門・太平洋戦争―どの本を読み、どんな知識を身につけるべきか』★

 林信吾著。これも題がミスリーディング。内容を表すのは「入門」以降だけでよい。

『ブッダ入門』★★★★★

 中村元著。読みやすいのにすごく面白い。さすがとしか言いようがない。

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2013 12/6

(本文とは無関係)

 私が初めて指摘するわけではないだろうが、オスプレイって絶対名前が悪いと思う。男がふざけて遊んでるようにしか聞こえん。ピンポイントでイメージ最悪すぎる。

 カラテオドリの原理を習うと踊る空手家が思い浮かぶし、マイコプラズマと聞くと放電する舞妓さんが出てくるし、デデキント切断と聞くと出目金がちょん切れるような気がする。

 日本語を使っている以上、こうした直感的な連想を止めることは不可能だ。意識して心臓を止めることができないのと同じぐらいどうしようもない。

 これがたとえばレディサーブ(ReadyServe)――もちろんこの話のためだけに今でっち上げた名前だがそれほど現実離れはしてないと思う――とかいう機体名だったら絶対今のような奉られ方はしてなかったと思う。

 ちなみにオスプレイそのものや基地問題については独自の意見を持てるほど知らない。大体こちらの見解を信用している。

おまけ

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2013 7/10

『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★

 ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。

『知の逆転』★

 ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだったんだけど、それはいまいち。アカマイ創業者・数学者のトム・レイトンのところだけ面白かった。

『市場を創る―バザールからネット取引まで』★

 ジョン・マクミラン著。良いが、最近読んだ類書のほうがもっと良かったような気も。

『Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール』★

 ランダル・ストロス著。やっぱポール・グレアムは面白い。

『この本の名は?: 嘘つきと正直者をめぐる不思議な論理パズル』★★

 レイモンド・スマリヤン著。復刻版。昔めちゃくちゃ好きだった。

『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』★★★★★

 マックス・ギュンター著。これは素晴らしい。いわゆる「投機と投資」のうち投機の本で迷わずおすすめできるのは初めてではないか。個人が実践するかはともかくとして、投資のためにも活かせる部分が大いにあるはず。

『今こそ知りたい資産運用のセオリー』★★★★★

 竹中正治著。これも素晴らしい。内容がまともなのはもちろんだが、アリスのショートストーリーがなんとも言えない味出してる。すごく頭が良くて面白そうな人だ。久しぶりに著者名で総当り式読書してみよう。

『冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く』★

 ジム・ロジャーズ著。いつも通りのロジャーズ節。極論とノスタルジーを割り引いて話半分に楽しもう。

おまけ

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2012 12/24

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観

 以前読んで、間違ってもおすすめとは思えなかったのでそのままスルーしてたが、最近テレビでもやってたりしたのを見たので、一言だけ。

 私は、これは良くてせいぜい単なる勇み足――チョムスキーやピンカーの言うとおり――である方にかなりの自信を持って賭ける。

 その判断の根拠は言語学的なものではなく、端々から漏れでてくる著者の「高貴な野蛮人」的思想にある。21世紀にもなって「サモアの青春」かよと突っ込みたくなる場面が多い。

 何百何千とある人類言語の世界で唯一の例外が今頃になって発見されたと考えるのと、何百何千と繰り返されてきたありがちな過ちが世界にもうひとつ追加されただけと考えるのと、どちらが思考節約的か。

 もちろん検証はすればいいと思うが、したらあっさり否定されて、否定のニュースは面白くないのであまり広がらず、一部の人はそのまま信じ続ける、というこれも至極ありがちな経過をたどると予想する。

おまけ

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2012 3/16

日本語入力を支える技術 〜変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)

 予見しうる未来に、世界の言語、少なくともリンガフランカとしてのそれは、否が応でも統一されるだろう。

 何に? 当然、世界で最もよく使われている言語に。

 では、現在世界で最も多く使われている言語は何か? 言うまでもない。機械語だ。

参考リンク

おまけ

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