2012 4/23

『宇宙は何でできているのか』★★

 村山斉著。元から好きな分野なので、自分にはやや物足りないが。いい。

『働かないアリに意義がある』★

 長谷川英祐著。同上。

『超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか』★

 リチャード・ワイズマン著。同上。

『「ひきこもり」だった僕から』★★★

 上山和樹著。確か神無月サスケさんのツイートで知った。前半は2ちゃんまとめブログの実話もどきスレでも読んでるみたいでつまらなかったが、後半はかなり面白い。まず後半から読み始め、終わってから最初に戻ることをすすめる。

『動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド』★

 テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン著。『動物感覚』には大幅に劣るが、悪くない。

『探査機はやぶささん』★★★

 オレンジゼリー著。細田聡史(JAXA)監修。 Pixivの東方タッグ編で有名な作者。ただの萌え4コマ化にとどまらずレベル高い。

『映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』★★★

 町山智浩著。面白い。

『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』★

 アレン・カー著。元から喫煙者じゃないけど、異常に人気高いのでそんなにすごいのかと思って。確かに自分を責める精神論じゃなくて、理詰めで外部に悪者を作っていくやり方はいいんじゃないかな。

おまけ

 宇宙的な何か。

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2012 4/18

(本文とは無関係)

 婚姻届口座開設の書類を書いていて思ったのだが、私は書類を書くのが好きだ。

 そりゃ婚姻届書くのは誰でも楽しいだろう、というレベルの話ではない。

 書類を書くのは何のためかを考えてみるとよい。それを見て誰かが仕事をする――何か自分の代わりに面倒くさい作業をやってくれる――ためだ。

 それを思えば書類を書くのを面倒くさがるのはバカげている。むしろ楽しく喜んで感謝しながら書くべきなのだ。

おまけ

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2012 3/16

日本語入力を支える技術 〜変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)

 予見しうる未来に、世界の言語、少なくともリンガフランカとしてのそれは、否が応でも統一されるだろう。

 何に? 当然、世界で最もよく使われている言語に。

 では、現在世界で最も多く使われている言語は何か? 言うまでもない。機械語だ。

参考リンク

おまけ

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2011 12/10

表現の自由を脅すもの (角川選書)

 なんだかそれっぽい話題が聞こえてきたので、久々にジョナサン・ローチ『表現の自由を脅すもの』から2ヶ所引用。

我々は、批判や吟味、正しい憎悪や脅しを押し止めようと欲するものではない。」ところで何時も困ることといえば、ある人の憎悪に満ちた発言は、別の人の真摯な批判であるということである(「ホロコーストはイスラエルの捏造である」)。そうなると、誰が線を引くべきか。

人を傷つける邪悪な意見が駆逐されれば、社会はもっとよくなるだろう。」多くの人たちは言う。「悪いことを言いかつ信じる人たちを罰し、そして追い払う必要があるということは、恥ずべきことだが、しかしそれは、文明化された人々を文明化されていない人々から、圧迫されている人々を圧迫者気取りの人たちから守るために、我々が支払わなければならない対価である。」別の言葉で言えば、オムレツを作るためには、幾つか卵を割らなければならないというのである。ジョージ・オーウェルが言ったように、答えはイエスであるが、しかし、オムレツは何処にあるのか。
 宗教裁判といえども、コペルニクスの考えを押さえることはできなかった。せいぜいそれがやったことといえば、知識の進歩を遅れさせ、人々を殺したことであった。新たな異端審問も、同じ事しかできない。信念を抑圧しようという試みは、かえってそれらの信念に注意を向けさせ、有名な裁判事件に仕立て上げてしまう。人種差別的、ホモ恐怖的、あるいはその他諸々の意見は許されるべきではないと強調すると、如何なる大学二年生でも、あからさまな人種差別主義者やホモ恐怖論者であるというだけで、確実に新聞のトップ見出しを飾ることになり、それは、多くの二年生にとってはこらえられない誘惑になるであろう。不快な言論は、人々が怒って喧嘩を売ろうとすれば、もっと不快なものになる。憤慨は四方八方でエスカレートする。しかし誰の考えも変わりはしない。

 また引用だけで終わるのもアレなので、自分の昔のツイートをちょっと引き伸ばして追記。

  • はじめから表現の自由を規制より好む人

 はいない。それは

  • 生まれながらに自由貿易を重商主義より正しいと感じる人

 とか、

  • 生まれながらに賢人独裁より普通選挙を正しいと感じる人

 とか、

  • 生まれながらに進化論を信じて創造論を理解できない人

 などと同様に、全くありえない存在だ。これらの制度・理論は、あまりにも本能・直感に反するもので、特殊な教育によらなければ信じさせることはできない。

 これらのうち普通選挙は一番救いがある。たとえ仕組みそのものが正しいとは信じられなくても、集団の中で自分が平等に扱われることを求める人間の本能には、完璧に訴えることができるからだ。

 自由貿易や進化論にもまだ救いがある。本能には逆らっても、実利や証拠の助けが得られるからだ。たとえ大衆の理解や支持が得られなくても――実際に今日でもしばしば得られない――関わる人は真剣に支持するインセンティブを持てる。

 表現の自由は本能の助けも実利の助けも証拠の助けもまったく得ることができない。

 社会的に受け入れられていく過程が、おおむねこの順序になっているのは、たぶん偶然ではないのだろう。

おまけ

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2011 8/31

(本文とは無関係)

『スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている』★★

 ブルース・M・フード著。副題の通りの内容。よい。

『赤ちゃんはどこまで人間なのか 心の理解の起源』★★★

 ポール・ブルーム著。タイトルほど赤ちゃん中心ではなく、むしろ上の『スーパーセンス』に近いテーマ。これもかなりよい。

『子どもに障害をどう説明するか―すべての先生・お母さん・お父さんのために』★

 相川恵子著、仁平 義明著。どこで知ったんだっけ? 普段あまり意識しないテーマなので新鮮だった。

『友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学』★★★★

 ロビン・ダンバー著。エッセイ集。かなり面白い。このタイトルはトルストイの”How Much Land Does a Man Need?”のもじりなのだろうか?

『国語教科書の中の「日本」』★

 石原千秋著。教科書ってけっこう価値観の刷り込みとかあるよね的な話。

『23分間の奇跡』★

 ジェームズ・クラベル著、青島幸男訳。ダーク・『最後の授業』。自分は見たことないが世にも奇妙な物語で映像化されたことがあるそうだ。あと、なんで青島幸男なんだ?

『パパの脳が壊れちゃった―ある脳外傷患者とその家族の物語』★

 キャシー・クリミンス著。こえーよ。

『世界で一番美しい元素図鑑』★

 セオドア・グレイ著。いつかの『Mad Science』と同著者。図書館向きか。

『自由論』★★★★★

 ジョン・スチュアート・ミル著。山岡洋一訳。言わずと知れた古典。訳者が亡くなったのがきっかけで思い出した。

おまけ

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2011 7/30

(本文とは無関係)

『ホロコーストを知らなかったという嘘―ドイツ市民はどこまで知っていたのか』★

 フランク・バヨール著、ディータァ・ポール著。みんな薄々わかっていることながら、まあタイトル通り。

『図解・感覚器の進化』★★★★

 岩堀修明著。久しぶりにすごくいいブルーバックス。図解多し。おすすめ。

『プルトニウムファイル』★

 アイリーン・ウェルサム著。ちょっと今話題の方向性とはずれてるけど、プルトニウムはプルトニウム、放射性物質は放射性物質。知っといて損はないのでは? ただし、根っから陰謀論脳な人は悪化する可能性があるからやめとこう。

『やわらかな遺伝子』★★★★

 マット・リドレー著。古典的な『生まれか育ちか?』的な二者択一の問いは、最新の知識からするとほとんど意味を成さないという、その辺の話。いいと思う。

『吸血鬼(バンパイア)ハンターD』★★★★★

 菊地秀行著。「ラノベは銀英伝とロードス島戦記ぐらいしか知らない」と前に書いたが、これもラノベに入れてよければ読んだことある。古いけどやっぱ面白いなあ。

『実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』★

 リチャード・セイラー著、キャス・サンスティーン著。行動経済学本は最近よくあるが、それを社会デザインにどう活かすかという方に重点が置かれている。

『かぜの科学―もっとも身近な病の生態』★★★★

 ジェニファー・アッカーマン著。普通(≒インフルエンザ以外)の風邪は、手についたウィルスが目や鼻に付くことによって感染する。子供(≒保育園・幼稚園・小学校)はかぜの巣。等々、いろいろ勉強になる。

『紛争屋の外交論―ニッポンの出口戦略』★

 伊勢崎賢治著。やや散漫な印象あるけど、この著者個人的に好きなので。

『誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか』★★★★★

 ジョージ・エインズリー著。なんでも双曲割引で説明しちまう本。さすがにちょっとフカシ過ぎじゃねえの? と思うところもあるけど、すげえ面白い。普段なら単独エントリにするのだが。山形浩生の訳者解説から読むことを勧める。

おまけ

 人はなぜ自滅的行動をするのか……。

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2011 6/16

しんはつめいじどうぽちぽちき

 で探していた本だが、たまたまAmazonの中古で売っているのを見かけたので思わず買ってしまった。

 絵はまったく忘れてしまっていたが、ストーリーは記憶にあったものと寸分違わず同じだった。

 わずかに違ったのは、新聞広告は『一番多かった予想をした人の中から抽選で賞金を出す』というものだったこと。『一番多かった予想の通りに作ったのだ』というのは、発売後に主人公の父親が言ったことだった。ちなみに、装置を売り出す会社は「銀河科学産業株式会社」だった。

 しかし、絵を完全に忘れてもここまで細かくストーリーを覚えていたということは、よほど印象が強かったのだろう。今読んでも面白いと思う。

おまけ

 関係ないけど主人公すごいリーゼント。

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2011 5/28

(本文とは無関係)

 最近読んだり見たりしたもの、またはずっと紹介したいと思っていたものの中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。

『チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの話 植物病理学入門』★

 ニコラス・マネー著。菌類による病害。読み物としての面白さはやや欠けるけど、あまり類似作がないので一応。

『Fate/Zero 第四次聖杯戦争秘話 』★★★

 虚淵玄著、武内崇著。魔まマから虚淵玄つながりで読む。ゲームの『Fate/stay night』は昔ひぐロワ作ってた頃に周辺知識として一応やって「長い」以外ほとんど何の感想も持てなかった記憶があるが、こっちは普通に面白かった。

『100歳の美しい脳―アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち』★

 デヴィッド・スノウドン著。条件と記録が揃っている修道女を対象にアルツハイマーの疫学研究をやったという話。なんとも不思議な感覚。

『夢をかなえるゾウ』★★★★

 水野敬也著。名前だけ知ってた。自己啓発本としての内容は通り一遍ながら、関西芸人しゃべりのガネーシャのキャラが秀逸。

『マイノリティ・リポート―ディック作品集』★

 フィリップ・K. ディック著。テレビで『トータル・リコール』やってたので思い出した。

『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』★

 マリー=フランス・イルゴイエンヌ著。『平気でうそをつく人たち』にもちょっと通じる話?

『数学で読み解くあなたの一日』★★

 ジェイソン・I・ブラウン著。タイトル通りの内容。初心者向き。

『温度から見た宇宙・物質・生命―ビッグバンから絶対零度の世界まで』★★

 ジノ・セグレ著。「温度」で一本筋を通した物理本。やや基本的だが、いい。

『金正日の料理人―間近で見た独裁者の素顔』★★

 藤本健二著。最初ほんまかこれ? と思ったがどうもほんまらしい。まあ将軍様も人間だから一年365日何か食べるわけだし、何か食べるからにはそれを作る人もいるわけで、こんなことがあってもおかしくはないか……。

『頭がよくなる照明術』★★★★

 結城未来著。読むと頭が悪くなりそうなタイトルながら、内容はまとも。朝強い光を浴びるというのは昔から実行してる。

『反社会学講座』★★

 パオロ・マッツァリーノ著。会話口調がちょっといまいちだが、内容的にはいい本だと思う。

『失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する』★

 中尾政之著。エンジニアリングの失敗中心。原発の大失敗の後だからタイムリー。

おまけ

 照明で失敗で温度で数学で。

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