生物

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2014年3月版

『殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学』★★ ポール・シーブライト著。原題"The Company of Strangers"(見知らぬ人々の協力)。邦題は煽り気味ではあるが、主張・内容から見てトンチンカンではない。書評 「The Company of Strangers」 - shorebird 進化心理学中心の書評など『生命起源論の科学哲学―― 創発か、還元的説...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2014年2月版

『パンプキン・シザーズ』★★ 岩永亮太郎著。トライガンの系譜に属すると思われる。まだ途中だが、TSUTAYAのコミックレンタルのたびにちょっとずつ読んでいる。商業的に大ヒットするわけでも歴史に残るわけでもないだろうけど、私は好きだな。『バクマン。』★★★★ 大場つぐみ原作、小畑健著。連載時は読んでなかったが、レンタルで一気読みしたら面白かった。ガモウひろし大場つぐみはやはりすごいな。『にわかには信...
おすすめ書評まとめ

おすすめ書評まとめ2014年1月版

『そして日本経済が世界の希望になる』★ ポール・クルーグマン著。アベノミクスに関するインタビュー本。密度は薄いので元々クルーグマンとリフレ政策に興味がある人だけどうぞ。『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景』★ 山内進著。面白い。『選択の科学』★ シーナ・アイエンガー著。すでに他のルートで知っていた話も多いが面白い。『食品偽装の歴史』★ ビー・ウィルソン著。流行りなので。何にでも歴史はあるのだな。そ...
科学技術哲学

外来種問題と検出バイアス

「生態系を破壊する」としてしばしば問題になる外来種・移入種。いったい何が問題なのかと思ったことはないだろうか。どうやって良いの悪いのと決めているのだろうかと。 私はあった。子供の頃だが。たぶん検出バイアスを考慮してなかったからだろうと思う。 要するに、はるばる遠いところからやってきた数匹の生き物が現地の環境や生物*1にやられてすぐ死んだり、増えも減りもせずほそぼそと生き続けているだけの場合、そもそ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年6月版

『ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣』★★ イアン・エアーズ著。ちょっとサイトの宣伝ぽいが、なかなか面白い。参考リンクstickK ? Change Starts Now『コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法』★ 西尾泰和著。やや初心者向けだが、よい。『ビル・ゲイツ未来を語る』★★★ ビル・ゲイツ著。1995年、Windows95発売直後ぐらいに出された本。20年...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年2月版

『専門家の予測はサルにも劣る』★★★★★ ダン・ガードナー著。素晴らしい。『リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理』と同作者とは。2冊続けてこの水準となると偶然ではないな。超おすすめ。『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』★ Chad Fowler著。なぜか今まで読んでなかった。面白かった。『孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生』★★★★ 前野ウルド浩太...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年9月版

『エルフェンリート』★ 岡本倫著。怪作と聞いていたかが確かに怪作。好みは割れそう。私は拒否もしないが特別好きでもない。アニメ未見。『石の花』★★★★ 坂口尚著。何かで思い出した。確かに面白いし、紛れもなく名作ではあるんだが、どこか『ユーゴ戦士ノーガンダム』って言葉が頭に浮かんでくる感じの軽さが拭えないのだな。なんでだろ。『影武者徳川家康』★★★★ 隆慶一郎著。いつかジャンプでやってたのを思い出した...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年7月版

『飢える大陸アフリカ―先進国の余剰がうみだす飢餓という名の人災』★★★ ロジャー・サロー著、スコット・キルマン著。現代の飢餓は物理化学生物的な限界の問題ではなく政治の問題。最悪なのは先進国の農業補助金。まあわかっていたと言えばわかっていたことではあるが、とてもいい。おすすめ。サロー他『飢える大陸アフリカ』:アフリカ農業の発展方策をまじめに考えた、ものすごくまともでよい本。 - 山形浩生 の「経済の...